モンブランから「ヘリテイジ オートマティック」が発売される。1900年代半ばのモンブランのデザインとネオダンディスタイルを組み合わせたこのモデルは、ゴールドとグリーンのカラーコンビネーションと細部までこだわったデザインが特徴だ。
クラシックとモダンが同居するディティールが魅力の1本
シンプルなモデルこそ、ディティールが差別化のポイントとなる。ラッカー仕上げのツヤとグレイン仕上げによるツートンダイアルやイエローゴールド製のインデックスや針など、細部までこだわりが感じられる仕上げになっている。ダイアルのカラーに合わせたブリティッシュレーシンググリーンのアリゲーターストラップは、フィレンツェにあるリシュモンプレテリア社によるものだ。スフマート製法を用いることで、立体感のある仕上がりになっている。自動巻き(MB24.27)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KYG(直径40mm、厚さ 11mm)。5気圧防水。世界限定25本。94万6000円(税別)。
ミネルバを傘下に収め、共に時計作りを行っているモンブラン。その同社より、1940年代から1950年代のミネルバのクラシックなデザインをベースとして、ネオダンディスタイルの世界観を取り入れたモデルが発売される。そのうちの一本が、「ヘリテイジ オートマティック」である。
ドーム型のサファイアクリスタル風防、同じくドーム型のダイアル、控えめなインデックスなどクラシックな雰囲気の漂う意匠を散りばめられたこのモデルは、しかしながらどこか新鮮味を感じる仕上がりとなっている。現代のスタイリッシュな紳士達のトレンドであるネオダンディスタイルは、上質な素材や仕上げはもちろんのこと、他と差別化できるディティールにもこだわる。同社はこのモデルを単なるクラシックなデザインから更に昇華させ、モダンな印象を与えることに成功した。