もうひとつの限定モデルのインスピレーション源は白樺の森
グランドセイコー 60周年記念限定モデル(Ref.SBGW264)
手巻き(Cal.9S64)。24石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。18Kピンクゴールド(直径39mm、厚さ11.6mm)。3気圧防水。世界限定120本。250万円(税別)。2020年7月10日発売。
手巻き(Cal.9S64)。24石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。18Kピンクゴールド(直径39mm、厚さ11.6mm)。3気圧防水。世界限定120本。250万円(税別)。2020年7月10日発売。
自然の時の移ろいを感じさせるデザインが施された、18Kピンクゴールドケースモデルも同時に発売となる。雫石高級時計工房からのぞむ白樺の森が持つ力強さを、グリーンカラーのダイアル上に施された格子状のパターンで表現されている。このダイアルパターンは特殊な機械工作によって作成されており、原盤を忠実に再現する機械彫りの技巧によって実現している。
機械彫りの技巧が生きる、幾何学模様とインデックスのコントラストが美しい。ストラップはクロコダイルに18Kピンクゴールド製の美錠。
このモデルは、型打ちのダイアルよりもシャープな印象を与える仕上げとなっているのがポイントだ。この技法の特徴としては、ダイアルの5倍の直径を持つ原盤を読み取り、わずかに振動させながらダイアルの外側から中心に向かって直接刃物で彫り込んでいく。その軌跡が1本の繋がった線となり、独特の柔らかな光沢感とともに華やかな印象を作る。華やかで美しいグリーンダイアルは、夏の日差しを受けて緑の葉と白い樹皮が輝く情景を連想させる。
白樺の森を見たことがある方はご存知のとおり、光沢のある白い樹皮と緑の葉のコントラストが美しく、また秋の紅葉も楽しめる。フィンランドでは国の木として扱われ、国の自然を代表するシンボルになっているほど人々に愛される存在だ。花言葉には「忍耐強さ」「光と豊富」があり、雫石高級時計工房から生まれる時計の数々は、試行錯誤と弛まぬ努力によって生まれていることに結びつけたくなる。