ジャケ・ドローのグラン・セコンド オフセンターに新しくブラックジェイド文字盤が世界限定88本で発表された。
このモデルは、ピエール-ジャケ・ドローがおよそ3世紀前に生み出したグラン・セコンド(GRANDE SECONDE)のデザインを踏襲しているが、そのデザインは綿密な計算に裏打ちされた「オフセンター アワーミニッツ」で差別化が図られている。従来通り、時分表示および独立した秒表示は並置されているが、それぞれのインダイアルが1時と7時を結ぶわずかに傾斜した軸に沿っており、他社にない大胆なデザインである。
ジャケ・ドロー「グラン・セコンド オフセンター ブラックジェイド」
■自動巻き。30 石。28,800 動/時。18KRGケース(直径43 mm)。ブラックジェイド文字盤。約68時間パワーリザーブ。30 m防水。世界限定88 本。2,820,000円(税別)
■自動巻き。30 石。28,800 動/時。18KRGケース(直径43 mm)。ブラックジェイド文字盤。約68時間パワーリザーブ。30 m防水。世界限定88 本。2,820,000円(税別)
ブラックジェイドはオニキスとは異なる
ブラックジェイド(学名:アンフィボライト)のほとんどはオーストラリアの南部と東部が主な原産地の鉱物だ。ジェイドは成分に金属を含んでいるため極めて高い硬度を有する。したがって微細なシルバーの含有物(インクルージョン)を光らせるには長時間の研磨作業を必要とする。肉眼ではほとんど見えないこの含有物が、ブラックジェイドに他に類を見ない光沢を生み出すのだ。目利きのコレクターはこの光沢によりオニキスとの違いを見分けている。
中国で「宝」と称されるブラックジェイドは、気品、完全無欠、不滅のシンボルであり、昔からお守りとして高く評価されてきた。ブラックジェイドのお守りは、多くの場合、身の安全と強いエネルギーを集中させるために身に着けられている。5000年以上前の古い文化においては、幸運と富を引き寄せるお守りとして使われていた一方で、メソアメリカ人には、特別な力を持つエレガンスの象徴として神の姿に刻まれていた。また、プレヒスパニック時代(アメリカ大陸発見以前)の人々にとって、ブラックジェイドは宇宙の最高のエネルギーを宿した、金よりもさらに貴重なものだったらしい。
【2020新作時計】ジャケ・ドロー「グラン・セコンド スケルトン」
https://www.webchronos.net/news/44420/
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