LVMH グループは、タグ・ホイヤーのストラテジーおよびデジタルディレクターのフレデリック・アルノーをタグ・ホイヤーの新しいCEOに任命した。彼はLVMH グループの創業者であるベルナール・アルノーの三男で、現在25才。7月1日より就任する。現時点では、時計業界で最も若いCEOとなる。
タグ・ホイヤー新CEOはアルノー家の25歳
タグ・ホイヤーの新CEOに就任したフレデリック・アルノー(右から2番目)。LVMH グループ創業者ベルナール・アルノーの三男である。写真は今年3月に行われた「タグ・ホイヤー コネクテッド」のローンチパーティの時のもの。左はLVMH ウォッチ & ジュエリー部門の責任者となったステファン・ビアンキ。
ステファン・ビアンキはLVMH ウォッチ & ジュエリー部門の責任者へ
フレデリック・アルノーのタグ・ホイヤー新CEO就任に伴い、現在のCEOであるステファン・ビアンキがLVMHウォッチ & ジュエリー部門の責任者となり、ジュエリーブランドのショーメとフレッド、タグ・ホイヤー、ウブロ、そしてゼニスを統括する。ブルガリ グループCEOのジャン-クリストフ・ババンは留任し、引き続いてLVMHのグループマネージングディレクターであるアントニオ・ベローニに報告を行う。
ベルナール・アルノーの子供達は、同グループの要職に就いている。長女であるデルフィーヌ・アルノーはルイ・ヴィトンのエグゼクティブ・バイス・プレジデント、長男のアントワーヌ・アルノーはベルルッティのCEO、次男のアレクサンドル・アルノーはリモワのCEO、三男のフレデリック・アルノーはタグ・ホイヤーのCEOとなる。
なお、フレデリック・アルノーのCEO任命に先だち、カルティエの開発部門で責任者を務めたキャロル-フォレスティエ・カザピがタグ・ホイヤーに移籍している。ジャーナリストのグレゴリー・ポンスによると、彼女は新しい「マニュファクチュール」ムーブメントの開発に携わるとのこと。リシュモン グループの要である彼女の移籍にともない、今後、タグ・ホイヤーは経営陣だけでなく、プロダクトも刷新する可能性がある。
カルティエの開発部門責任者として数多くのムーブメント設計を担ったキャロル-フォレスティエ・カザピは2019年夏にタグ・ホイヤーに移籍。今後は新天地で新たな自社製ムーブメントの開発を行っていくことが予想される。
タグ・ホイヤーについて押さえておきたい10のポイント
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