海洋の波のうねりや貿易風の軽やかな流れをビートに乗せて時を刻むブレゲの「マリーン」。ブレゲのタイムレスなデザインと技術的性能とが見事に融合された「マリーン」に新しく追加されたのは、ファン待望のゴールドブレスレットモデルだ。「マリーン 5517」「マリーン クロノグラフ 5527」「マリーン アラーム ミュージカル 5547」に、ローズゴールドもしくはホワイトゴールドのブレスレットを組み合わせた贅沢なモデルが加わった。
男の自信を体現する重みのあるゴールドブレスレット
シンプルですっきりとした3針の時刻表示に日付を加えた「マリーン 5517」、フライバック機能を持つ「マリーン クロノグラフ 5527」、そしてアラーム機能をはじめ日付と第二時間帯表示も備わる「マリーン アラーム ミュージカル 5547」。各モデルとも、3種類のケース素材、すなわちチタン、ローズゴールド、ホワイトゴールドと同じ素材のブレスレットモデルが揃った。チタン・モデルは控え目で上品なサンバースト・スレートグレー仕上げを施したゴールド製ダイヤルだが、ローズゴールドとホワイトゴールドモデルは手彫りギヨシェ彫りでオリジナルのウェーブ模様を刻んだゴールド製ダイヤルが特徴になっている。
光りすぎないように考えられたゴールドブレスレット
2020年、ブレゲは、よりスポーティなゴールドのブレスレットを発表した。シルバーダイヤルのモデルにはローズゴールド、ブルーダイヤルのモデルにはホワイトゴールドのブレスレットの組み合わせである。ケースと滑らかにつながるラグの部分は、ブレスレットへの美しいラインを描き、手首に沿った快適なつけ心地をもたらした。ローズもホワイトゴールドも、ブレスレットのコマは穏やかな艶と光沢をもたらすべく、非常に繊細なヘアライン加工とポリッシュ加工を組み合わせて磨き仕上げられている。
ブレゲ「マリーン 5517」Ref. 5517BR/12/RZ0
かつて、ブレゲの卓越した時計づくりを高く評価したフランス国王ルイ18世は、1815年にブレゲをフランス王国海軍のクロノメーター製作者に任命した。以来、フランス探検隊の成功は、信頼性の高いブレゲの海洋時計のおかげで成し遂げられたと言っても過言ではない。1840年にブレゲの時計がジュール・デュモン・デュルヴィルの探検隊とともに初めて南極に到達したこともその一例である。メゾン・ブレゲと海洋の世界とは常に具体的な関係を持ち続けてきたのだ。
ブレゲ「マリーン 5517」Ref. 5517BB/Y2/BZ0
ブレゲ「マリーン クロノグラフ 5527」Ref. 5527BR/12/RW0
「マリーン」コレクションのモデルは、いずれもラウンド型ケースに独特のラグがアクセントを添えている。ケース側面にはかつてのブレゲ懐中時計を思わせるフルート装飾が施されている。場面を問わず時刻が難なく読み取れるよう、先端に丸いモチーフを配したブレゲ針が採用された。夜間での使用を考慮して、針や5分毎のインデックス、ローマ数字には蓄光塗料が施されている。ブレゲはまた、「マリーン」コレクションのために波頭をイメージしたウェーブ模様の手彫りギヨシェ彫りを新たに開発し、ゴールド・モデルのダイヤルに用いている。
ブレゲ「マリーン クロノグラフ 5527」Ref. 5527BB/Y2/BW0
ブレゲ「マリーン アラーム ミュージカル 5547」Ref. 5547BR/12/RZ0
「マリーン 5517」、「マリーン クロノグラフ 5527」、「マリーン アラーム ミュージカル 5547」のディテールの多くが海洋の世界を称えたものになっている。ムーブメントのブリッジに手彫りで施されたコート・ド・ジュネーブ模様のギヨシェ彫りは船の甲板を彷彿させるだろう。また秒針の端に付された“B”は、B を意味する海洋信号旗“BRAVO”を象り、同時にBREGUET のイニシャルにもなっている。またローターには船の舵輪がデザインされている。
ブレゲ「マリーン アラーム ミュージカル 5547」Ref. 5547BB/Y2/BZ0
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