12個のキューブが順次回転して時間を示す、ルイ・ヴィトンの「タンブール スピン・タイム」。2009年に開発され特許を取得したスピン・タイム ムーブメントは、誕生10年の節目である2019年にジュネーブの複雑ムーブメント製作工房「ラ・ファブリック・デュ・タン ルイ・ヴィトン」に磨き上げられ、キャリバーLV88へと進化を遂げた。これを搭載し、まるで宙に浮いているような意匠を手に入れたのが「タンブール スピン・タイム エアー」だ。2020年、このシリーズに日本の伝統模様と四季で鮮やかに彩った新しい限定モデルが追加投入された。
ルイ・ヴィトン「タンブール スピン・タイム エアー」日本限定モデル
「青海波」より着想を得たホワイトゴールドモデル
ホワイトゴールドモデルの文字盤の中央には「青海波(せいがいは)」という模様が描かれてる。青海波はかつてシルクロードを経て日本へ伝わったデザインを、飛鳥時代の人々が日本独自の文様として発展させたものだ。小さな波が大きな海へと際限なく広がる波の文様は「未来永劫へと続く幸せへの願い」と、人々の「平安な暮らしへの願い」が込められた縁起の良い柄とされる。
回転するキューブにはそれぞれにブランド名のアルファベットが配置されており、時(アワー)は、黄色で塗られた文字で示される。
日本の四季を色彩豊かに描いたピンクゴールドモデル
彩り豊かなピンクゴールドモデルに描かれているのは日本の四季だ。文字盤とキューブには、ルイ・ヴィトンの象徴であるモノグラム・フラワーと、桜の花、ホタル、紅葉や雪の結晶といったモチーフが融合し緻密に描かれている。季節が移ろうように配置された時針代わりのキューブは、時間が来ると同色のカラーストーンの面へと回転する。このピンクゴールドモデルには、ケースやラグを含めて142石のダイヤモンド、108石のカラーサファイア、36石のツァボライトがあしらわれている。
いずれのモデルも、裏蓋に“JAPAN LIMITED EDITION”と刻印されている。ルイ・ヴィトンの匠の技と日本美の希有な融合だ。
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