摩訶不思議なディスクの動き、レッセンス創設10周年記念モデル第一弾「タイプ1 スリム X」

2020.07.13

「機械式時計の機能を21世紀の環境に適応させ、進化させること」を目標に2010年に創業したレッセンス。ベルギーのアントワープでデザインされ、スイスのフルリエで作られている。ブランド名は、Renaissance(ルネッサンス)とEssence(エッセンス)のふたつの言葉の融合だ。今年、創業10周年を記念した新作「タイプ1 スリム X」を発売した。記念モデルは第四弾まで続く。

  • タイプ1 スリム X

    ダークオリーブグリーンのダイアル左半分がマット仕上げ、右半分がサーキュラー仕上げで午前零時と正午を区別している

  • タイプ1 スリム X

    ピカピカに磨き上げられたグレード5のTiケース、厚さは11mm

  • タイプ1 スリム X

    ディスクが軌道に乗って互いを追いかけるように常に動き続けるレッセンス・オービタル・コンベックス・システム搭載

  • タイプ1 スリム X

    レッセンス・オービタル・コンベックス・システムを司るディスク

  • タイプ1 スリム X

    独自システムを構成する重要な歯車の総数は27個と格段に多い

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ディスクによる時刻表示と裏蓋でゼンマイを巻き上げる独自システムは、伝統的な時計製作のアプローチとは全く異なる構造である。
レッセンス「タイプ1 スリム X」
自動巻(Cal.2892/A)特許取得ROCS1(Ressence Orbital Convex System)。40 石。毎時28,800 振動。パワーリザーブ約36 時間。Tiケース(直径42 mm、厚さ11 mm)。10m防水。世界限定40 本。212万円(税別)。


創業10周年記念「タイプ1 スリム X」の特徴

 レッセンス・オービタル・コンベックス・システム(ROCS)と名付けられた、ディスクが軌道に乗って互いを追いかけるように常に動き続ける機構を搭載した自社開発(特許取得済み)の時計構成パーツユニットが採用されている。「タイプ1 スリム X 」では、ダークオリーブグリーンのダイアルが半分ずつ異なる仕上げで作られ、午前零時と正午の表示を区別している。写真では左半分がマット仕上げ、右半分がサーキュラー仕上げで、光が2種の異なる仕上げの表面に当たると、一つの色に対して異なる解釈が生じるという、遊び心溢れるアプローチだ。

タイプ1 スリム X

「タイプ1 スリム X」の調整は、ケースバックに配されたレバーを用いて手動で行う。この時計にはリューズがなく、巻き上げおよび調整のための機構は、ケースバックそのものになっている。これは、人間工学の観点からも優れたデザインで、着用する手の左右を選ばない。

※摩訶不思議な文字盤の動き方は本国HPが分かり易いのでオススメ
https://ressencewatches.com/watches/type-1


Contact info: RESSENCE / レッセンス(DKSH ジャパン)  Tel.03-5441-4515


【動画】ダイアル上で絵が動いている!? 機械式時計で最も不思議な動きをするレッセンス「Type 3.5-B」

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【2020新作時計】レッセンス「Type5Night Blue 」」

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レッセンス初のホワイトダイアル

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