ロンジン「フラッグシップ ヘリテージ」に、新たなバリエーションが加わる。ブラックラッカーダイアルにローズゴールドカラーのインデックスと針を持つ今作は、既にラインナップされているクリームカラーダイアル同様にオリジナルの魅力を随所に取り入れている。
ブラックカラーのダイアルによって精悍さを増した今作は、既存のクリームカラーダイアルに比べてモダンな印象となった。自動巻き(Cal.L615)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SS(直径38.5mm、厚さ10.0mm)。3気圧防水。19万1000円(税別)。
ブラックダイアルによって精悍さを増した「フラッグシップ ヘリテージ」
ロンジン「フラッグシップ ヘリテージ」に、ブラックダイアルを持つバリエーションが加わった。1957年に登場した同名のコレクションにオマージュを捧げたこのモデルは、既にクリームカラーダイアルがラインナップされている他、2017年には60周年を記念した限定モデルも発売された。バリエーションの追加は、長い歴史を持つ「フラッグシップ」の新たな1ページを刻むこととなるだろう。
既存ラインナップのカラーバリエーションだけあり、注目すべきはそのダイアルだ。ブラックラッカーによってツヤのあるダイアルは、ドーム型に湾曲させることによって、アンティークウォッチが持つ雰囲気が再現されている。ローズゴールドカラーのアプライドインデックスはダイアル中央に向けて細まっており、繊細さを感じさせる。
3、9、12時位置のインデックスは他に比べて少し太めになっており、内側に配されたミニッツマーカーとともに判読性が高められている。ドルフィン型の時分針はインデックス同様のローズゴールドカラーに仕上げられている。6時位置に設置された日付窓は、クラシカルなデザインを保ちつつ機能性を高めることに一役買っている。
ケース径はオリジナルよりも大きい38.5mmだ。ただし、細めのベゼルとラグは健在であり、オリジナルの持つ特徴を抑えたうえでの現代的なアップデートがされている。裏蓋にはブルーエナメルで飾られたゴールド製のメダリオンがおごられている。ここには、大航海時代に探検家が愛用したキャラベル船が描かれている。これもオリジナルを再現したものであり、数少ないペットネームとして「フラッグシップ」を世に送り出した同社の自信と誇りが垣間見えるようだ。
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