パテック フィリップの新しい「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム 7234G-001」モデルは、1930年代、マニュファクチュール パテック フィリップが創作したアヴィエーター・ウォッチからインスピレーションを得た、パイロット・スタイルのファミリーをさらに充実させるものである。5年前に誕生した、この独自性に溢れ、一目でそれと分かるファミリーは、すでに現代のクラシックとしての地位を確立している。パイロット・スタイルは、ニューモデルを含め、4点のカラトラバ・パイロット・トラベルタイム(ホワイトゴールド仕様およびローズゴールド仕様、ふたつのサイズ)と、24時間表示アラーム付グランド・コンプリケーション、アラーム・トラベルタイム、さらにリミテッド・エディションが揃うことになる。
パテック フィリップ 2020新作「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム 7234G-001」
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1930年代にパテック フィリップが作ったアヴィエーター・ウォッチを範とする
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男性、女性を問わず、どんな手首にもフィットするサイズ(37.5 mm)
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パイロット・ウォッチの通常のブラック文字盤に代わりエレガントなブルーを採用
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海外旅行に出ていない時は、2 本の時針を完全に重ね合わせて通常の時計として使用可能
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通常の時針を1時間刻みで後退させる上部のプッシュボタン
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通常の時針を1時間刻みで前進させる下部のプッシュボタン
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パラシュートと救命具を飛行服に固定するハーネスの形状からインスピレーションを得たホワイトゴールドのネジ止めピンバックル
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パテック フィリップ「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム 7234G-001」
自動巻き(cal.324 S C FUS)。29石。28,800振動/時。パワーリザーブ最大約45時間。18KWGケース(直径37.5mm、厚さ10.78mm)。60m防水。507万円(税別)。
2015年発表、現代の旅行者のためのタイムピース「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム 5524 」
2015年、パテック フィリップは、明快にカットアウトされた直径42 mmのラウンド型ケース、暗色をバックに大型の白い数字と夜光指針がコントラストをなす文字盤など、異例なスタイルの時計を発表して世界を驚かせた。このタイムピースは、名称と機能的デザインのいずれにおいても、初期のアヴィエーター・ウォッチを連想させた。事実、このモデルの創作にあたりパテック フィリップは、1936年にマニュファクチュールによって製作され、今日ジュネーブのパテック フィリップ・ミュージアムが所蔵する、特殊な時角時計サイデロメーター(パイロットが簡単に、迅速に、正確に現在位置を求めることができる)からインスピレーションを得ている。
カラトラバ・パイロット・トラベルタイム5524 モデルによりパテック フィリップは、航空業界に寄与してきたという事実を改めて示したのだった。しかしパテック フィリップは、歴史的タイムピースの単なる復刻に満足することはなかった。文字盤は、パイロット・ウォッチの通常のブラックに代わり、オリジナルでエレガントなブルーが採用され、読みやすさの点でも優れたコントラストを実現。また、1959年と1996年にパテック フィリップが特許を取得した、極めて操作しやすいトラベルタイム機構による第2 タイムゾーン表示は、センターの2 本の時針とふたつのタイムゾーン変更用プッシュボタンを特徴とし、現地時刻を示す時針を1時間刻みで前進または後退させることができる。さらに現地の日付を指針表示する多機能モデルであった。
2018年、ミディアムサイズのファミリー 7234R が誕生
2018年、パテック フィリップは、オリジナルのカラトラバ・パイロット・トラベルタイムを再解釈し、ローズゴールド・ケースにブラウン文字盤を配したニューバージョンを発表。同年、マニュファクチュール パテック フィリップは、女性と、クラシックでより控え目なプロポーションの時計を好む男性を対象とする、やはりローズゴールド仕様のミディアム・サイズ・モデル(37.5 mm)を発表した。
2019年、グランド・コンプリケーション「アラーム・トラベルタイム5520」
2019年、パイロット・スタイルは、デュアル・タイムゾーンと24時間表示アラームを組み合わせたグランド・コンプリケーション、アラーム・トラベルタイム5520モデルの登場により、究極の評価を得た。さらにリミテッド・エディションが、ウォッチアート・グランド・エグジビション・ニューヨーク2017 (5522Aモデル)とウォッチアート・グランド・エグジビション・シンガポール2019 (7234Aモデル)のために創作されている。
数年の間に、パイロット・スタイルの時計は、パテック フィリップの現行コレクションに欠かせない構成要素の地位を確立した。それは伝説的なゴールデン・エリプス、象徴的なノーチラス、アクアノートなどがたどった道と同じである。新しいミディアム・サイズのホワイトゴールド仕様カラトラバ・パイロット・トラベルタイム7234G-001モデルの登場は、この成功をさらに推し進めるにちがいない。
2020年、新しいミディアム・サイズ「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム 7234G-001 モデル」
2015年に発表された 5524G モデルのミディアム・サイズ・バージョンである、新しいカラトラバ・パイロット・トラベルタイム 7234G モデルは、男性、女性を問わず、どんな手首にもフィットするサイズ(37.5 mm)だ。ホワイトゴールド仕様のラウンド型カラトラバ・ケースは、ピュアなデザインを特徴とし、滑らかなベゼルは外側に向かってわずかにカーブしている。
航空時計にインスピレーションを得たブルー塗装文字盤は、くぼみに夜光材を施したホワイトゴールド植字数字とバトン型ブルー仕上げホワイトゴールド時・分針により、暗闇でも最高の視認性を誇っている。テクニカルで、時を超越し、エレガンスに溢れるデザインである。
ブリリアント・ネイビーブルーのカーフスキンに加え、ヴィンテージ・ブラウンに明色のステッチでコントラストを持たせたカーフスキンの2 本目のストラップが付属する。付け替えると柔らかい雰囲気になるため、男女でシェアしても使い勝手が良いだろう。
「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム 7234G-001」モデルは、アヴィエーション・ウォッチの顔を有しているが、ファーストクラスを利用して世界を飛び回る人々のためのトラベルウォッチなのだ。
スケルトン時針は出発地の時刻を示し続け、通常の時針が現地時刻を表示する。出発地と現地の昼夜は、それぞれ3時位置(HOME) と9時位置(LOCAL)に設けられた丸い小窓により表示される。
くぼみに夜光材を施したホワイトゴールド植字数字と、バトン型のブルー仕上げホワイトゴールド時・分針により、暗闇でも最高の視認性を確保する。9時位置の丸窓は現地の昼夜を表示。
主ゼンマイの巻き上げと長針を操作するリューズはねじ込み式ではない。リューズヘッドは丁寧に磨きが施されカラトラバ十字が刻印される。
誤って現地時刻を変更してしまう危険がないように、ふたつのプッシュボタンは特許取得のセキュリティー・システムを備えている。操作の前に、プッシュボタンを1/4回転させてロックを解除。操作が終わったら再び1/4回転させてロックする。
自動巻き「キャリバー324 S C FUS」は直径31 mm、厚さ4.9 mm、部品総数294個で構成される。21金の自動巻きローターでゼンマイを巻き上げ、連続駆動可能時間は最小35時間、最大45時間だ。
搭載される手巻キャリバー CH 29-535 PS Q
2つのプッシュボタンは特許取得のセキュリティー・システムを備えており、誤って現地時刻を変更してしまう危険がない。操作の前に、まずプッシュボタンを1/4回転させてロックを解除する(刻みが入っているため操作は容易である)。操作が終わったら再び1/4回転させてロックする。6時位置の日付表示サブダイヤルは、日付を3日おきに数字で示しており、文字盤をシンプルに保ち、しかも読みやすい表示となっている。日付表示は、常に現地時刻に同期されており、旅行中きわめて快適に使用できる。プッシュボタンの操作により現地時刻を変更する際には、前進、後退とも日付表示が同期して変更される。
部品数294個の自動巻ムーブメント、キャリバー324 S C FUSは、きわめて操作の容易なデュアル・タイムゾーン機構を搭載している。ケース左側面のふたつのプッシュボタンのひとつを押すと、通常の時針を1時間刻みで前進(下のプッシュボタン)、または後退(上のプッシュボタン)させることができる。この際、この時針はムーブメントの他の動きから分離されるため、時計の分・秒表示の精度にはまったく影響がない。一方、スケルトン時針は出発地の時刻を示し続ける。出発地と現地の昼夜は、それぞれ3時位置(HOME)と9時位置(LOCAL)に設けられた丸い小窓により表示されるため、時刻調整が容易になると同時に、誤って真夜中に地球の裏側の通話相手を起こす心配がない。海外旅行に出ていない時は、2 本の時針を完全に重ね合わせて通常の時計として使用することができる。また画像では確認できないが、6時位置のケースサイドに日付調整ボタンが設置されている。
Contact info: パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター Tel.03-3255-8109