ジャガー・ルクルト ポラリス コレクションに、同社のダイバーズウォッチの伝統を受け継ぐ新作2モデル「ジャガー・ルクルト ポラリス・マリナー・メモボックス」「ジャガー・ルクルト ポラリス・マリナー・デイト」が追加された。
アイコニックなデザインを落とし込んだ「ジャガー・ルクルト ポラリス・マリナー・デイト」
自動巻き。(Cal.899)。32石。パワーリザーブ約70時間。2万8800振動/時。SS(直径42mm、厚さ13.92mm)。30気圧防水。
2017年にジャガー・ルクルトに加わった「ポラリス」シリーズは、かつての「メモボックス・ポラリス」のデザインをモチーフにしたコレクションだ。オリジナルのメモボックス・ポラリスが持つ、「ボイス・オブ・メモリー」とも呼ばれるメモボックス機能は、本来ダイバーに海から上がる時間を教えるためのものだった。
そんなダイバーズウォッチの血統を現代に受け継ぐ新作が、「ジャガー・ルクルト ポラリス・マリナー・デイト」と「ジャガー・ルクルト ポラリス・マリナー・メモボックス」だ。
ポラリス・マリナー・メモボックスとポラリス・マリナー・デイトは、いずれも直径42mmケース。ブラッシュ仕上げとポリッシュ仕上げをダイナミックに組合せたケースデザインは、ジャガー・ルクルト ポラリスの重要なデザインコードとなっている。
またどちらのモデルも、ダイバーズウォッチとして30気圧の防水性能を備えている。さらにねじ込み式のリュウズは、完全にねじ込まれていない場合、オレンジのセキュリティバンドが見えるようになっている。ねじ込み忘れでの入水という事故を防ぐ細かな気遣いだ。
“鳴り物屋”としての実力が発揮された「ジャガー・ルクルト ポラリス・マリナー・メモボックス」
自動巻き。(Cal.956)。23石。パワーリザーブ約45時間。2万8800振動/時。SS(直径42mm、厚さ15.63mm)。30気圧防水。
1870年に初のミニッツリピーターが製作されて以来、ジャガー・ルクルトは200種類以上のチャイム機能搭載ムーブメントを開発してきた。このうち、100種類のミニッツリピーターは1900年以前に製作されているのも興味深い。
そんな“鳴り物屋”の名門でもあるジャガー・ルクルトの最新アラームウォッチがジャガー・ルクルト ポラリス・マリナー・メモボックスだ。
2008年に発表されたアラーム機能搭載のCal.956を今回も採用するが、マニュファクチュールのエンジニアによって全面的に一新されているという。最大の変更点はペリフェラルゴングが以前に比べ、15%薄くなったことだろう。
これまでのメモボックスはクローズドのケースバックで、そこにワイヤー式のゴングが取り付けられていたが、「ジャガー・ルクルト ポラリス・マリナー」はゴングをケース側に取り付けることでトランスパレントバック化に成功。このハンマーの動きを鑑賞することができるようになった。
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