セイコーは冒険家植村直己の生誕80周年を記念して「プロスペックス 1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン」を発売する。高山から望む澄んだ空を表現したカラーリングの限定モデル「SBDX045」と、オリジナルに近いチャコールグレーのレギュラーモデル「SBDX047」の2モデル展開で、7月9日発売予定だ。
自動巻き(Cal.8L35)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。SS(直径44mm、厚さ13mm)。200m防水。世界限定1200本。32万円(税別)。7月9日発売予定。
世界的な冒険家に愛されたダイバーズウォッチを現代的にリメイク
1970年に世界初の5大陸最高峰登頂を果たした冒険家、植村直己。彼の生誕80周年にあたる今年、セイコーは「プロスペックス 1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン」を発表した。ラインナップされるのは、世界限定1200本の植村直己生誕80周年記念限定モデル「SBDX045」と、レギュラーモデル「SBDX047」の全2種だ。
植村氏の偉業を語る上で、セイコーダイバーズウォッチの存在を抜きにすることはできないだろう。彼は数々の冒険を同社製ダイバーズウォッチと共に乗り越えたとされている。70年のエベレスト登頂時には、68年発売の国産初となる3万6000振動/時のムーブメントを搭載したモデルを携行した。そして74~76年にかけて北極圏1万2000kmを犬ぞりで横断した際に携行していたモデルこそ、70年に発売された「1970 メカニカルダイバーズ」なのである。本格的な150m防水にリュウズを丸ごと包み込むような独特な形状のケース、自発光塗料による暗所での良好な視認性を与えられたこのモデルは、北極圏という過酷な環境においても高い信頼性を発揮した。
そんな1970 メカニカルダイバーズを現代的にリメイクした今作は、特徴的なケース形状を踏襲しつつも全体的なスペックアップが図られている。ダイバーズウォッチとしての要である防水性能は200mとなり、風防の素材は無機ガラスからサファイアクリスタルに改められている。搭載されるのは、雫石高級時計工房で製造されるプロスペックス専用ムーブメント、キャリバー8L35だ。ダイアルには植村直己が愛した山嶺のけわしい山肌を彷彿とさせるパターンがあしらわれている。
植村直己生誕80周年記念限定モデルのダイアルとベゼルは、彼が5大陸最高峰から見たであろう澄んだ青空をイメージしたブルーに彩られている。対してレギュラーモデルでは、オリジナルに近いチャコールグレーを採用している。スペックやケースデザインは限定モデルと同じだが、強化シリコン製ストラップは付属しない。どちらのモデルも7月9日発売予定となっている。
自動巻き(Cal.8L35)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。SS(直径44mm、厚さ13mm)。200m防水。30万円(税別)。7月9日発売予定。
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