ミネルバのオリジナルに敬意を表して、「モンブラン 1858 モノプッシャー クロノグラフ オリジンズ リミテッド エディション 100」が発表された。これは、キャリバー19-09CHを搭載した1930年代の46mmのミリタリー モノプッシャー クロノグラフの復刻モデルである。
オリジンズと名づけられたクロノグラフ
モンブラン 1858 モノプッシャー クロノグラフ オリジンズ リミテッド エディション 100
手巻き(Cal.MB MB18.69)。22石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約50時間。ブロンズ(直径46mm、厚さ14.5mm)。3気圧防水。世界限定100本。317万1500円(税込)。
オリジナルのクロノグラフ キャリバーと同様に、MB M16.29はアイコニックなV字型ブリッジ(そのデザインは1912年に特許を取得)、コラムホイール、水平カップリング、そして伝統的な18,000A/hの振動数を特徴としている。歴史的なムーブメントへのオマージュとして、クロノグラフ "ボタン"の先端にはミネルバの矢印が見える。
1930年初出のオリジナルも直径46mm
クロノグラフのスペシャリストであったミネルバは、1930年代にキャリバー19-09CHを搭載した46mmのミリタリー モノプッシャー クロノグラフを開発した。この歴史的なタイムピースは、当時としては珍しい大型の46mmケースで、このサイズを採用したことで、1909年に当初はポケットウォッチ用に開発された、19ラインのムーブメントであるキャリバー19-09を搭載することができた。しかし、このクロノグラフのケースは、ポケットウォッチに見られる丸い小石のような形状ではなく、リストウォッチ向けに特別に開発されたもので、快適性と人間工学的に必要なすべての機能を統合した、特にモダンな外観となっていた。オリジナルのタイムピースは、黒いダイヤルにバイコンパックスカウンター、カテドラル型の針にスーパールミノバをコーティングしたミリタリーデザインで、昼夜を問わず優れた視認性をもたらした。
モンブラン 1858 モノプッシャー クロノグラフ オリジンズ
ローズゴールドカラーのカテドラル型針とアワーマーカーにベージュのスーパールミノバを配し、夜間の視認性を高めている。また、スモールセコンド、60分積算計、クロノグラフ針は、積算計測が見やすいよう白いスーパールミノバで色を変えてある。オリジナルのクロノグラフを彷彿させるミネルバのロゴは、6時位置に配された。大きめのスモールセコンドとミニッツ クロノグラフを持つバイコンパックスカウンター(横2つ目)や、レイルウェイミニッツトラックなど、ヴィンテージのディテールが、オリジナルデザインを再現している。
キャリバー MB M16.29
オフィサーケース裏側の刻印
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