パネライ【2021年新作】ブロンズを全面に採用した「サブマーシブル ブロンゾ ブルーアビッソ」

2021.04.29

パネライ サブマーシブルの新作は、ケースだけではなくリュウズやリュウズプロテクター、逆回転防止ベゼルに至るまで、経験劣化を楽しめるブロンズを採用した。ブティック限定で販売されるモデルであり、年間生産本数は1000本と定められた。

サブマーシブル ブロンゾ ブルーアビッソ


経年劣化を味わう喜び

 パネライはWarches & Wonders 2021の新作として、外装全面にブロンズを採用した「サブマーシブル ブロンゾ ブルーアビッソ」を発表した。同社は11年にブロンズを初めて採用し、パネライにとっての重要な要素のひとつになった。

 サブマーシブルは、メインコレクションのルミノール、ラジオミールに並ぶブランドのアイコン的存在であり、プロフェッショナルユースに特化した重厚な外観を持つ。今作はケースのみならず、リュウズやリュウズプロテクター、逆回転防止ベゼルにまでブロンズを採用したモデルである。パネライのブティックでのみ販売され、本数限定モデルではないが、年間生産本数は1000本と規定されている。

サブマーシブル ブロンゾ ブルーアビッソ

パネライ「サブマーシブル ブロンゾ ブルーアビッソ」
自動巻き(Cal.P.900)。23石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。ブロンズ(直径42mm、厚さ14.37mm)。300m防水。191万1400円(税込み)。ブティック限定モデル。

 300mの防水性能を備えたブロンズケースは鉛などの禁止元素や汚染を除去した純粋な原材料で作られ、他のステンレススティールモデル同様の規格に準じた耐圧性能を持つ。しばらくの期間着用し続けるとブロンズの表面には経年劣化が起こり、素材独特の風合いを楽しむことができる。グラデーションが深まると緑青が現れ、1本1本が異なる表情を見せるのだ。

 ケースの質感と調和するように、マットな質感のネイビーダイアルが与えられた。ダイアル上のドットと12時・6時位置のバーインデックス、潜水経過時間を計測できる目盛り付きのベゼル上にはスーパールミノバが塗布されているが、ブロンズカラーとうまくマッチしている。合わせられたネイビーカラーのカーフストラップは、使い込むごとに“自分色”になっていくはずだ。

サブマーシブル ブロンゾ ブルーアビッソ

搭載されるムーブメントは、約72時間のパワーリザーブを備えた自動巻キャリバーP.900。トランスパレントになったチタン製のケースバックからは、その堅牢な姿を鑑賞することができる。


Contact info: オフィチーネ パネライ Tel.0120-18-7110

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