モンブランは新作「モンブラン スターレガシー メタモルフォシス リミテッドエディション」を発表し、世界限定8本のみが販売される。ダイアルにシャッター機構を備え、ふたつの異なるフェイスを切り替えて表示することが可能だ。
手巻き(Cal.MB M67.60)。61石。1万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。18KWG(直径50mm、厚さ18.9mm)。30m防水。世界限定8本。参考価格25万ユーロ(税込み)。2021年5月発売予定。
“変身”するダイアル
モンブランはWatches & Wonders 2021の新作として、輝くブルーカラーをまとう「モンブラン スターレガシー メタモルフォシス リミテッドエディション」を発表した。このモデルは19年のSIHHで初披露され、グレーのダイアルを採用した同型機が8本限定で販売されたが、バリエーションを追加した今年はネイビーブルーのダイアルを備え、前作同様8本限定で販売される。
本作のベースとなった「メタモルフォシス」は2010年に発表され、5年間もの技術開発期間を経て開発した、特殊機構を備えるモデルだ。特徴的なティアドロップケースに収められたダイアルの一部がシャッターになっており、ケースサイドのレバーをスライドさせることで、通常の時間表示からクロノグラフへと変身を遂げるのだ。この類を見ない機構は、06年にモンブランが吸収したマニュファクチュールであるミネルバが持つ技術力とともに開発され、現在においても進化を続けているのである。
19年に初披露された、グレーダイアルの同型機である「モンブラン スターレガシー メタモルフォシス リミテッドエディション8」では、メタモルフォシスから更なる進化を遂げた。プロトタイプの製造に計り知れないほどの時間を費やし、718個ものパーツから成る自社製ムーブメントMB M67.60を完成させたのだ。ふたつのフェイスを切り替える際に連動する部品の数は320以上で、ミニッツリピーターのメカニズムに類似したケースサイドのレバーによって操作させる。
本作のダイアルは、アベンチュリンディスクの星空と相性の良いネイビーブルーが採用された。ロジウムコーティングを施したアラビア数字が植えられ、中央部のギヨシェパターンがダイアルに表情を与えている。
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