セイコー プレザージュの新シリーズ「Style60's」が登場した。時代を超えて愛されるセイコーの1960年代スタイルを再現し、機械式時計の奥深さを感じられる、6本のモデルがラインアップされる。
60年代スタイルを継承
セイコーは2021年の新作として、プレザージュの新シリーズを発表した。今回新たに登場したシリーズは「Style60's」と名付けられ、セイコーの1960年代のヴィンテージスタイルの意匠を感じられる仕様が特徴だ。中3針タイプと9時位置に開口部を設けたセミスケルトンタイプの2種類があり、それぞれに3つのカラーバリエーションが用意されている。
自動巻き(Cal.4R39)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約41時間。SS(直径40.8mm、厚さ12.8mm)。5気圧防水。全て6万6000円(税込み)。2021年6月10日発売予定。
デザインのベースとなったのは、64年に発売された「クラウン クロノグラフ」である。国産初のクロノグラフとして生み出されたこのモデルは、当時は主流だったボックス型の風防を持ち、見切りが広く視認性の高いダイアル、アラビア数字が施されたソリッドなベゼルなど、画期的な新機能を複数有していた。
クラウン クロノグラフが持つデザインの意匠を活かしながら、プレザージュシリーズにヴィンテージ感を加えたのが今回登場したシリーズだ。特徴的なボックス型のガラス風防を採用することで柔らかな印象を持たせ、立体的なインデックスやシャープな形状の針を継承。インデックス周囲の外周部にはサークル状のエンボス加工を施すことにより、視認性を向上させるだけでなく、見る角度によって表情を変化させる。
カラーはベーシックなブラック、クラウン クロノグラフに最も近いヴィンテージ感のあるアイボリーに加え、1960年代に流行したアースカラーをイメージしたグリーンがラインアップに加わった。針に塗布されたルミブライトのカラーをアイボリーにすることで、当時の雰囲気の再現度を高めている。
自動巻き(Cal.4R35)。23石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約41時間。SS(直径40.8mm、厚さ12.8mm)。5気圧防水。SARY193、SARY195:6万500円(税込み)。SARY197:5万5000円(税込み)。2021年6月10日発売予定。
搭載するムーブメントは、中3針タイプがキャリバー4R35、セミスケルトンタイプが4R39だ。前者はカレンダー機能で実用性を高め、後者はダイアルの開口部からムーブメントの一部を鑑賞することができ、双方ともに機械式時計ならではの動きを楽しめる。また、プレザージュとして初めてナイロンストラップを採用したモデルも用意され、カジュアルな装いにもマッチするだろう。
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