オリス【2021 新作】ダイビング中に水深を計測できる「アクイス デプスゲージ」の第2世代モデルが登場

2021.05.22

オリスの水深計を搭載した「アクイス デプスゲージ」の第2世代モデルが発表された。サファイアクリスタルの外周に配した溝を再構築することで、水深計の精度と視認性を向上させたことに加え、クイックチェンジシステムのストラップを採用した。

アクイス デプスゲージ


進化した“穴の空いた時計”

 オリスは2021年の新作として、水深計を搭載したダイバーズウォッチ「アクイス デプスゲージ」の第2世代モデルを発表した。ダイビング時の水深を計測することができる本作は、風防の12時位置に開けられた穴から水が入り、外周に作られた溝に流れ込んで作動させるという画期的な機構を取り入れており、この仕組みは特許を取得している。

アクイス デプスゲージ

オリス「アクイス デプスゲージ」
自動巻き(Cal.Oris773)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径45.8mm)。500m防水。ブレスレットモデル:48万4000円(税込み)、ラバーストラップモデル:47万8500円(税込み)。

 初代モデルからの変更点は主に3つだ。まずデプスゲージシステムを見直し、サファイアクリスタル製の風防の外周に施された溝を改良することで、水深計の精度と水中での視認性を向上させた。

 次にケースバックに施されたメートルからフィートへの換算表を、常に12時の位置で90度に表示されるように配した。これによって、海図を日常的に使用するダイバーにとって使い勝手を向上させた。

 そして、オリスが新しく特許を取得した「クイックストラップチェンジシステム」を採用している。ステンレススティールのブレスレットとラバーストラップを瞬時に交換でき、工具を用意したり時計店で交換作業を依頼する必要が無くなったのだ。

水深計の仕組みとは

「アクイス デプスゲージ」に搭載されている水深計は、気体に対して「圧力×体積=一定」とするボイル・マリオットの法則を応用して設計されている。同社のエンジニア達は「サファイアクリスタルの溝の空気量は、ダイビング中に圧縮されて減少する」と計算した。そのため、ダイビング中は空気の体積が圧縮され、水が溝に入った後、水面に上昇することで減圧され、内部の水が外へ押し出される、という仕組みで成り立っている。

アクイス デプスゲージ

 ケースの内部に水が侵入する仕組みだが、時計の心臓部であるムーブメントには全く影響がなく、サファイアクリスタルの周囲に配されたガスケットが防水性を高めているのだ。今回登場した新モデルのケースは500mの防水性能を備えているため、実際のダイビングでも安心して着用できる性能を備えている。


Contact info: オリスジャパン Tel.03-6260-6876


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