透明度を一層高めたジャケ・ドローの新作「グラン・セコンド スケルトン トゥールビヨン」が登場

2021.07.30

ジャケ・ドローは、代表モデル「グラン・セコンド」を新しい解釈で表現した新作「グラン・セコンド スケルトン トゥールビヨン」を発表。極限までスケルトナイズされたムーブメントは光を透過し、より透明度が増した。

グラン・セコンド スケルトン トゥールビヨン


光を透過するモダンなスケルトンウォッチ

 ジャケ・ドローは2021年の新作として「グラン・セコンド スケルトン トゥールビヨン」を発表した。同ブランドがスケルトンウォッチを製作したのは、今回が初めてではない。

 ブランド創業280周年を迎えた2018年、創業者ピエール-ジャケ・ドローのデザインコードを今に継ぐ「グラン・セコンド」コレクションに現代的な解釈を加えた「グラン・セコンド スケルトン」が登場した。サファイアクリスタル製のダイアルを採用し、極限まで透過性を高めた外観は、同ブランドの新たなアプローチを感じさせるものだった。

グラン・セコンド スケルトン トゥールビヨン

ジャケ・ドロー「グラン・セコンド スケルトン トゥールビヨン」
自動巻き(Cal.Jaquet Droz 2625SQ)。30石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約168時間(約7日間)。18KRGケース(直径41mm、厚さ13.36mm)。3気圧防水。1820万5000円(税込み)。2021年8月発売予定。

 今回発表された「グラン・セコンド スケルトン トゥールビヨン」は、その進化版とも言える。複雑機構のひとつに数えられるトゥールビヨンを搭載し、ブランドの精神を体現する作品に仕上げた。

 新しく開発されたムーブメント、Cal. Jaquet Droz 2625SQは、現代彫刻や建築物を思わせる構造だ。搭載する機構の全体を支える地板は、ムーブメントにかかる力を分散させ、スケルトン加工を施しながらも最適な強度を確保している。

 加えて、最大限に透過性を持たせ、光を取り込むというコンセプトのもとでデザインされた。シングルバレルで必要最低限のメカニズムだが、約168時間(7日間)のパワーリザーブを備えている。

グラン・セコンド スケルトン トゥールビヨン

 ムーブメント全体をブラックカラーで加工し、表面には細かな筋目が入れられている。1分間に1回転するトゥールビヨンのキャリッジは、ムーブメントの幾何学的なデザインに合うよう、柱が放射状に伸びたような独特の形状である。

 サファイアクリスタル製のダイアルは「グラン・セコンド」のデザインコードを守り、8の字のフォルムを際立たせている。その上に配された18Kレッドゴールド製の針は鏡面に磨かれ、秒針はトゥールビヨンの軸に固定されている。

ローター

トランスパレント仕様の裏蓋からも、スケルトナイズされたムーブメント全体を鑑賞することができる。シンプルな自動巻きのローターはケースや針同様に18Kレッドゴード製で、ダイアル側からは目立ちにくいオープンワークの形状になっている。


Contact info: ジャケ・ドロー ブティック銀座 Tel.03-6254-7288


【2020新作時計】ジャケ・ドロー「グラン・セコンド スケルトン」

https://www.webchronos.net/news/44420/
現代彫刻をイメージさせる、ジャケ・ドロー【2021 新作】3本の「グラン・セコンド スケルトン」

https://www.webchronos.net/news/61021/
ジャケ・ドローよりグラン・セコンド初のクロノグラフモデル「グラン・セコンド・クロノグラフ」が発売

https://www.webchronos.net/news/39573/