ジャケ・ドローは、代表モデル「グラン・セコンド」を新しい解釈で表現した新作「グラン・セコンド スケルトン トゥールビヨン」を発表。極限までスケルトナイズされたムーブメントは光を透過し、より透明度が増した。
光を透過するモダンなスケルトンウォッチ
ジャケ・ドローは2021年の新作として「グラン・セコンド スケルトン トゥールビヨン」を発表した。同ブランドがスケルトンウォッチを製作したのは、今回が初めてではない。
ブランド創業280周年を迎えた2018年、創業者ピエール-ジャケ・ドローのデザインコードを今に継ぐ「グラン・セコンド」コレクションに現代的な解釈を加えた「グラン・セコンド スケルトン」が登場した。サファイアクリスタル製のダイアルを採用し、極限まで透過性を高めた外観は、同ブランドの新たなアプローチを感じさせるものだった。
自動巻き(Cal.Jaquet Droz 2625SQ)。30石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約168時間(約7日間)。18KRGケース(直径41mm、厚さ13.36mm)。3気圧防水。1820万5000円(税込み)。2021年8月発売予定。
今回発表された「グラン・セコンド スケルトン トゥールビヨン」は、その進化版とも言える。複雑機構のひとつに数えられるトゥールビヨンを搭載し、ブランドの精神を体現する作品に仕上げた。
新しく開発されたムーブメント、Cal. Jaquet Droz 2625SQは、現代彫刻や建築物を思わせる構造だ。搭載する機構の全体を支える地板は、ムーブメントにかかる力を分散させ、スケルトン加工を施しながらも最適な強度を確保している。
加えて、最大限に透過性を持たせ、光を取り込むというコンセプトのもとでデザインされた。シングルバレルで必要最低限のメカニズムだが、約168時間(7日間)のパワーリザーブを備えている。
ムーブメント全体をブラックカラーで加工し、表面には細かな筋目が入れられている。1分間に1回転するトゥールビヨンのキャリッジは、ムーブメントの幾何学的なデザインに合うよう、柱が放射状に伸びたような独特の形状である。
サファイアクリスタル製のダイアルは「グラン・セコンド」のデザインコードを守り、8の字のフォルムを際立たせている。その上に配された18Kレッドゴールド製の針は鏡面に磨かれ、秒針はトゥールビヨンの軸に固定されている。
Contact info: ジャケ・ドロー ブティック銀座 Tel.03-6254-7288
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