ジャケ・ドローは、2021年11月6日に開催される予定のチャリティオークション「オンリーウォッチ」に出品するユニークピースを発表した。プリカジュールエナメルをダイアルに採用し、ステンドグラスのように光を鮮やかに透過する。
オンリーウォッチのためのユニークピース
ジャケ・ドローは2021年、9回目の開催を迎えるチャリティーオークション「オンリーウォッチ」出品のために製作したユニークピースを発表。2021年7月に発表されたばかりの新モデル「グラン・セコンド スケルトン トゥールビヨン」をベースにしており、通常モデルには組み込まれていない特別なダイアルが与えられ、1本のみが作られた。
ブランドの創設者ピエール-ジャケ・ドローが生み出した意匠を継ぐ「グラン・セコンド」は、大きな秒針をオフセンターに配置することで、高精度な時刻の読み取りを目指したものだった。時分針と秒針が重なり合い、8の字を描くダイアル上のデザインは、ブランドのアイコニックな要素のひとつである。
自動巻き(Cal. Jaquet Droz 2625SQ)。30石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約168時間(約7日間)。18KRGケース(直径41mm、厚さ13.36mm)。3気圧防水。ユニークピース。価格はオークション落札額となる。
そのアイデアを現在まで受け継ぎ、モダンな解釈が与えられた今回の新作「グラン・セコンド スケルトン トゥールビヨン 《オンリー・ウォッチ》」には、高い精度を追求するためトゥールビヨンが搭載されている。ムーブメントの素材にチタンを用いて軽量化を計り、ヒゲゼンマイとアンクルにはシリコンが採用された。
新たに設計されたムーブメントCal. Jaquet Droz 2625SQは、極限までスケルトン加工が施されている。直線で構成された構造は現代的で、緻密な動きを隅々まで鑑賞することができる。比較的シンプルな構造でありながら、パワーリザーブは約168時間(約7日間)だ。
ステンドグラスのようなプリカジュールエナメル
ジャケ・ドローの装飾部門「アトリエ・オブ・アート(LES ATELIIERS D'ART)」は、1枚のプリカジュールエナメルダイアルを製作して、このユニークピースに組み込んだ。プリカジュールエナメルはステンドグラスのように光を透過する外観が特徴で、この技法を採用するブランドは非常に限られている。
ベースとなるホワイトゴールド製のプレートには、直線的かつ幾何学的な仕切りを構成。その中に独自の技法でエナメルを流し込み、高温の窯に入れて繰り返し焼成することで、艶のあるフラットなダイアルが完成する。
レッド、オレンジ、イエローを組み合わせ、「幸運」「情熱」「エネルギー」「オプティミズム」といった、オンリーウォッチ オークションが主張する価値観をダイアルカラーで表現しているのだ。
Contact info: ジャケ・ドロー ブティック銀座 Tel.03-6254-7288
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