モンブラン銀座本店では、江原梨沙子・大谷陽一郎2人展「孤帆(こはん)の遠影」を開催中だ。ショーウィンドウや店内に気鋭の若手アーティストによる作品が展示され、美術館のような店内空間を作り出している。会期は2021年10月29日(金)までを予定している。
アートな空間が広がるブティック
モンブランは、The Chain Museumのプロジェクトに賛同し、日本に行ける旗艦店「モンブラン 銀座本店」でアート展を開催している。
新しいコンセプトの店舗を展開する実業家 遠山正道氏と、新進気鋭のクリエイター集団「PARTY」が発信する、「アートの次のあり方をつくる」というテーマを掲げたプロジェクト。アートと個人の関係を変革させ、アートを自立したもの、自由なものにしていくことを主張。彼らが行うさまざまな活動の中で、アートと人間の新たな関係性を提案し続けている。
110余年前から「筆記文化」をリードし続け、人と人との文字を通したコミュニケーションを作り上げてきたモンブランは、The Chain Museumの活動に深く共鳴。2018年にリニューアルしたモンブラン銀座本店を舞台に、20年3月から多くのアーティストによる特別展を開催してきた。
第4回目となる今回は、江原梨沙子氏・大谷陽一郎氏2人展「孤帆(こはん)の遠影」を開き、ショーウィンドウとブティック店内で、新作を含む作品の展示・販売を行っている。モンブラン銀座本店では、製品を販売する店舗だけにとどまらず、新しい人と人とのコミュニケーション空間を作り出している。
テーマは「アジアへのまなざし」
作品展のテーマは「アジアへのまなざし」だ。本展タイトル「孤帆の遠影」は、唐代の詩人、李白が書いた詩に由来する。この詩が描くのは、船に乗って大河へと旅立つ友人を送る日の美しい風景。アジアは、それぞれの地域に独自の文化を持ちながらも、急速な西洋化の中でいくつかの転換期をむかえたという歴史がある。
今回招かれた江原梨沙子氏は、日本をはじめとするアジアモチーフや日常の思考をもとにした“理想郷” をテーマとした作品を手がける。日本画、油絵、フレスコ画などで用いられる技法を使い、新たな絵画の可能性を研究している。
一方の大谷陽一郎氏は、漢字に込められたエネルギーを解放し、絵でありひとつの詩でもある、東アジアの人々の感覚に共鳴するような作品を創作している。
江原梨沙子・大谷陽一郎2人展「孤帆の遠影」
【開催日時】2021年7月30日(金)〜10月29日(金)(予定)
【場所】モンブラン銀座本店 東京都中央区銀座7丁目9-11
【電話番号】03-5568-8881
Contact info: モンブラン コンタクトセンター Tel.0120-99-8291
https://www.webchronos.net/features/63192/
https://www.webchronos.net/news/59323/
https://www.webchronos.net/news/43726/