ブレゲは、左右対称のオープンワークが特徴的な「トラディション」の新作レディースモデル、「トラディション レディ 7035」を世界限定88本で発売する。18Kゴールド製のダイアルやブリッジにセットされたダイヤモンドが眩い輝きを放つジュエリーウォッチだ。
華やかさと気品にあふれる、レディースの「トラディション」
ブレゲは、「トラディション」の新作として、「トラディション レディ 7035」を発表した。世界限定88本での販売となる。トラディションは、アブラアン‐ルイ・ブレゲが18世紀末に生み出した一本針の懐中時計、「スースクリプション」より着想を得たコレクションである。スースクリプションの特徴であった左右対称のムーブメント構造を大胆にもオープンワークに仕立てたデザインを持ち、2005年の誕生以降、フュゼチェーンやクロノグラフ、GMT、レトログラード式デイト表示などの複雑機構を搭載したモデルを発表し続け、同ブランドの伝統と革新を象徴している。
左右対称のデザインを持つ「トラディション」。同社が1790年に開発した耐震装置であるパラシュートやブレゲヒゲゼンマイなどをダイアル側から鑑賞することができる。自動巻き(Cal.505J)。38石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。18KRG(直径37mm、厚さ 11.85mm)。3気圧防水。世界限定88本。951万5000円(税込み)。
今回発表された「トラディション レディ 7035」は、その名のとおりレディースモデルである。18Kゴールド製のダイアルとブリッジは、ダイヤモンドのスノーセッティングによって埋め尽くされ、チャプターリングには白いナチュラルマザーオブパールがあしらわれている。これだけでも十分な華やかさを持つが、アクセントとしてさらに添えられているのが、中央に位置する香箱のロゼットモチーフの装飾と、10時位置に配されたレトログラード式秒表示の目盛りとしてセットされた、グラデーションカラーのルビーとピンクサファイアだ。
きらびやかなデザインだが、それを奇抜なものと思わせないのは、ケースやストラップも含めたトータルバランスが優れているからだろう。ダイヤモンドがセットされたベゼル、ブランドのアイコンでもあるケースサイドのコインエッジ装飾、リューズにあしらわれたルビー、そしてルビーと同色のストラップが全体に調和をもたらしている。
ケースバックからは、特徴的な直線基調のブリッジや香箱と同じロゼットモチーフの装飾が施されたローターが覗く。ビスを用いて構成されるローターは、同社が1780年に発明した「ペルペチュエル」を彷彿とさせる。デザインこそクラシカルであるが、シリコン素材を多用するなど、現代的な仕様となっている。
Contact info: ブレゲ ブティック銀座 Tel.03-6254-7211
https://www.webchronos.net/features/37041/
https://www.webchronos.net/features/40274/
https://www.webchronos.net/features/53914/