レベルソの誕生から90年、最初のミニッツリピーターの制作から150年。ジャガー・ルクルトは「レベルソ・トリビュート・ミニッツリピーター」を発表する。10本限定モデルとして発売される、この極めて美しい新しいタイムピースには、ジャガー・ルクルトの歴史を定義するふたつの重要なテーマであるチャイム機能を備えた時計の卓越した専門知識と、レベルソの時代を超越した物語が組み合わされている。
レベルソ・トリビュート・ミニッツリピーター
ジャガー・ルクルトによるチャイム機構の制作はマニュファクチュール創業期の1833年にまで遡ることができ、その卓越した専門技術は今日におけるチャイム機構を備えた200 以上のキャリバーによって証明されていよう。1990年代の最初のレベルソ・ミニッツリピーター以降、ジャガー・ルクルトのエンジニアとデザイナーは、時計製造の貴重な伝統を守り育てていくために新しいテクノロジーを用いながら、音質の基準を再設定することに取り組んできた。
ジャガー・ルクルト「レベルソ・ トリビュート・エナメル」
手巻き(cal.944)。21石。21,600振動/時。パワーリザーブ約35時間。18KPG(縦51.1mm×横31mm、厚さ11.41mm)。3気圧防水。世界限定10本。3586万円(9月22日時点の税込参考価格)。
ウォッチケースの側面に取り付けられたチャイムを作動させるスライダーは、人間工学的なデザインを犠牲にすることなく、新しいレベルソ・トリビュート・ミニッツリピーターが可能な限り薄くなるように特別に設計された。ケースのアールデコ調のラインを視覚的に補うその効果は、非常に洗練されたものだ。
表側のダイヤル
表側のダイヤルは完全にスケルトン化されており、複雑なミニッツリピーター機構や、ミニッツ リピーターが稼働している時に魅惑的な部品の動きを眺めることができる。11 時から7 時まで曲線を描くように動く大きな弓形のブリッジの下では、部品がほぼ3 次元に浮かんでいるように見える。その視覚的な奥行きと透明感は、レールウェイミニッツトラックから片持ち梁で支えられたファセット加工が施されたインデックスによってさらに強調されている。きらきらと光るゴールドの仕上げが施されたブリッジ、アワーマーカー、ゴング、その他のいくつかの部品は、ローズゴールド製のウォッチケースのカラーと完全に調和している。
裏側のダイヤル
裏側のダイヤルの垂直に伸びるコート・ド・ジュネーブ装飾のストライプは、ダイヤルとしての役割も果たすメインプレートの縦方向全体に広がっている。計時機構には、ブルーのスクリューやゴールドの針、アワーマーカーによる絶妙な色のアクセントが添えられており、金属のクールなシルバートーンがケースの温かみのあるローズ ゴールドとエレガントな対比を作り出している。
キャリバー944
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