ヴァシュロン・コンスタンタンの最もスポーティなコレクションに加わるふたつのモデルが、新たな美しいスタイルを打ち出した。「オーヴァーシーズ・デュアルタイム・エベレスト」と「オーヴァーシーズ・クロノグラフ・エベレスト」だ。各150本限定で発表されるふたつのモデルは、非常に過酷な環境下での使用にも、抜群の対応力を示してくれる。
実際にエベレスト登頂で使用されたオーヴァーシーズ
ヴァシュロン・コンスタンタンが “ One of not many ”と掲げたコミュニケーションキャンペーンに登場する写真家兼探検家のコーリー リチャーズは、経験豊かな登山家である。彼は、2019年に最も困難で危険なルートとされる北東稜からエベレストに挑み、「世界の屋根」への3度目の登頂に成功した。登頂の際に彼が腕に着けていたのは、ヴァシュロン・コンスタンタンが特別に開発した「オーヴァーシーズ・デュアルタイム」のプロトタイプだ。このユニークピースが今回限定モデルとして発表される「オーヴァーシーズ・エベレスト」のデザインのベースになり、商品撮影もコーリー リチャーズ自身が手がけた。
オーヴァーシーズ・エベレスト
自分で付け替えられるインターチェンジャブルのラバーストラップと、ライナーにカーフスキンのヌバックが用いたコーデュラのストラップがペアで付属する。クロノグラフは自動巻きキャリバー5200/2、デュアルタイムには自動巻きキャリバー5110 DT/2が搭載され、これらふたつの自社製ムーブメントには、最先端のアンスラサイトグレーのNAC 処理が施された。そしてこのモデルは、コーリー リチャーズが撮影した写真から着想を得たエベレストの彫金装飾を施した22K ピンクゴールドのローターが特徴的である。
オーヴァーシーズ・デュアルタイム・エベレスト
通常のセンター針によるローカルタイム表示に加え、先端に三角の矢をあしらいオレンジに彩られた4 番目の針がホームタイムを表示する。これと連動するデイ/ナイト表示にも同じくオレンジが用いられている。6 時位置に配されたポインターデイト式の日付表示はローカルタイムと連動。12 時間表示によるふたつのタイムゾーンの調整は、いずれもリュウズを両方向に回して行える。
オーヴァーシーズ・クロノグラフ・エベレスト
42.5㎜のケースは、チタンとステンレススティールがコントラストを成して組み合わされ、ダイヤルの調和のとれたレイアウトはクロノグラフの各表示に最適の視認性をもたらし、さらにセンターのクロノグラフ秒針を彩るオレンジがその効果を一段と高めている。ツインバレルで約52時間のパワーリザーブを擁する自社キャリバー5200/2は、クロノグラフ機能のスタート、ストップ、リセット操作を指揮するコラムホイールを装備している。このムーブメントは、クロノグラフのスタート時に生じやすい秒針飛びを防ぐ垂直クラッチで、ムーブメントのプレートにはこのモデルの特徴的なアンスラサイトグレーのトーンに呼応するNAC処理が施され、22Kピンクゴールドのローターは、コーリー リチャーズがヒマラヤの高峰に何回か遠征した際に撮影した写真をもとにしたエベレストのモチーフが彫り込まれている。
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