タグ・ホイヤーが、GMT機能を搭載した「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー7 ツインタイム デイト」を発表

2021.11.13

タグ・ホイヤーは「タグ・ホイヤー カレラ」3針コレクションの刷新に合わせ、同社がツインタイムと呼ぶGMT機能を搭載した「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー7 ツインタイム デイト」を発表した。カレラの伝統に則った視認性を追求したデザインには、鮮やかながら落ち着いた雰囲気もあるブルーのサンレイダイアルが合わせられ、そこにGMT針先端のレッドが映えるモデルに仕上げられている。

真っ直ぐに伸びたペンシル型の時分針とシンプルな秒針が高い視認性を担保する。先端が赤く枠取られたGMT針が今作の特徴である。デイト表示には枠が設けられているほか、タグ・ホイヤーのロゴも立体的なものが用いられており、シンプルながら外装品質を高める工夫が見て取れる。


視認性に特化した新生“ツインタイム”

 タグ・ホイヤーのカレラは、1963年の初出から視認性の追求がコンセプトであった。これは、当時のCEOであったジャック・ホイヤーがラリー参戦時に、ダッシュボードタイマーの読み取りに難があったことで、順位を落とした苦い思い出がきっかけである。

 ジャック・ホイヤーが好んだモダンなデザインをベースに、明確な字体を用いて印字も最小限とし、可能な限りピュアなフォルムを追求することで、ひと目で時間が読み取れるクロノグラフが完成した。ジャック・ホイヤーはこのモデルに、スペイン語の「道」や「レース」、「キャリア」、「コース」などの意味を持つ“カレラ”と名付けたのだ。

 そんな伝統を受け継ぐ「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー7 ツインタイム デイト」は、2020年発表の「カレラ キャリバー ホイヤー 02 クロノグラフ」のスタイルコードを取り入れつつ、時刻を“表示”することに特化したデザインを持つ。

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー7 ツインタイム デイト」
自動巻き(Cal.7)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径41mm)。100m防水。37万4000円(税込み)。

 鮮やかでありながら、落ち着いた色調のブルーサンレイダイアルはサテン仕上げ。ポリッシュされたペンシル型の時分針とコントラストを成し、明快でシンプルなバーインデックスと最小限のダイアルデザインが組み合わさり、高い視認性を実現している。

時分針いっぱいにスーパールミノバを塗布し、インデックスへは最小限とすることで差をつけ、視認性を確保している。

 また、GMT針先端に配されたレッドのワンポイントがデザインに効いている。フランジ部は24時間表示のインデックスとなっており、ブルーとホワイトのツートンカラーが爽やかな印象を添えている。デイトは6時位置に配され、デイトと時間の視認性を両立しつつ、デザインバランスを取っている。

 加えて、カレラ 3針コレクションの刷新に合わせてブレスレットも再設計されており、人間工学に基づいたH型リンクの採用により、着用感の向上が図られている。

着用感向上を目的とした新型のH型リンクのブレスレット。合わせられるのは薄手でコンパクトなプッシュボタン付きフォールディングバックル。視認性や着用感を高めるための小さな工夫の積み重ねが、日々の使い勝手の良さに繋がる。


Contact info: LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー Tel.03-5635-7054


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