タグ・ホイヤーは「タグ・ホイヤー カレラ」3針コレクションの刷新に合わせ、同社がツインタイムと呼ぶGMT機能を搭載した「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー7 ツインタイム デイト」を発表した。カレラの伝統に則った視認性を追求したデザインには、鮮やかながら落ち着いた雰囲気もあるブルーのサンレイダイアルが合わせられ、そこにGMT針先端のレッドが映えるモデルに仕上げられている。
視認性に特化した新生“ツインタイム”
タグ・ホイヤーのカレラは、1963年の初出から視認性の追求がコンセプトであった。これは、当時のCEOであったジャック・ホイヤーがラリー参戦時に、ダッシュボードタイマーの読み取りに難があったことで、順位を落とした苦い思い出がきっかけである。
ジャック・ホイヤーが好んだモダンなデザインをベースに、明確な字体を用いて印字も最小限とし、可能な限りピュアなフォルムを追求することで、ひと目で時間が読み取れるクロノグラフが完成した。ジャック・ホイヤーはこのモデルに、スペイン語の「道」や「レース」、「キャリア」、「コース」などの意味を持つ“カレラ”と名付けたのだ。
そんな伝統を受け継ぐ「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー7 ツインタイム デイト」は、2020年発表の「カレラ キャリバー ホイヤー 02 クロノグラフ」のスタイルコードを取り入れつつ、時刻を“表示”することに特化したデザインを持つ。
自動巻き(Cal.7)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径41mm)。100m防水。37万4000円(税込み)。
鮮やかでありながら、落ち着いた色調のブルーサンレイダイアルはサテン仕上げ。ポリッシュされたペンシル型の時分針とコントラストを成し、明快でシンプルなバーインデックスと最小限のダイアルデザインが組み合わさり、高い視認性を実現している。
また、GMT針先端に配されたレッドのワンポイントがデザインに効いている。フランジ部は24時間表示のインデックスとなっており、ブルーとホワイトのツートンカラーが爽やかな印象を添えている。デイトは6時位置に配され、デイトと時間の視認性を両立しつつ、デザインバランスを取っている。
加えて、カレラ 3針コレクションの刷新に合わせてブレスレットも再設計されており、人間工学に基づいたH型リンクの採用により、着用感の向上が図られている。
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