ヴァシュロン・コンスタンタンが、スレートグレーダイアルを備える「トラディショナル・コンプリートカレンダー」を追加

2021.11.13

ヴァシュロン・コンスタンタンは、「トラディショナル・コンプリートカレンダー」に、18Kホワイトゴールド製ケースにベルベット仕上げのスレートグレーダイアルを採用した新作を追加した。「トラディショナル」コレクションのクラシカルな特徴を反映しつつ、ダークなモノトーンにまとめた今作は、シックな装いにもカジュアルなシーンにもマッチすることだろう。

トラディショナル・コンプリートカレンダー

ヴァシュロン・コンスタンタン「トラディショナル・コンプリートカレンダー」
自動巻き(Cal.2460 QCL/1)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KWGケース(直径41mm、厚さ10.7mm)。3気圧防水。488万4000円(税込み)。


モノトーンでまとめたシックなコンプリートカレンダー

 ヴァシュロン・コンスタンタンのトラディショナルコレクションは時計製造の伝統を現代的に表現することを目指しており、啓蒙主義時代に時計づくりに励んだジュネーブの"キャビノティエ"と呼ばれる時計職人たちが製作した時計を思い起こさせるモデルをラインナップする。

 段差を付けたラウンド型ケースとラグ、コインエッジ模様を刻んだケースバック、レイルウェイのミニッツトラック、ドーフィン型の時分針が、その特徴を色濃く表している。

トラディショナル・コンプリートカレンダー

コンプリートカレンダーを備えながら、シンメトリーなデザインかつ非常にシンプルな印象にまとめている点が今作の見どころのひとつ。モノトーンの配色とのマッチングも良い。

 今作もそのデザインコードを踏襲しつつ、ポインターデイト、3時位置に月表示、9時位置にムーンフェイズ、9時位置にデイ表示を備える。デイトをミニッツトラック外周に配置して三日月形のモチーフを配した針で示し、月表示とデイ表示を一般的なトリプルカレンダーよりも外周部に左右離れて配置することで、高精度なムーンフェイズ表示をダイアル下部に十分なスペースを持ってレイアウトしている。

トラディショナル・コンプリートカレンダー

 既存の18Kピンクゴールド製レギュラーモデルに続くもので、41mmケースを18Kホワイトゴールド製とし、ベルベット仕上げのスレートグレーダイアルを採用する。この新しい色調が、ダイアルの表示スタイルを引き立て、時計に現代的な印象をもたらしている。

 ムーブメントはキャリバー2460 QCL/1を搭載する。これは、同社初の完全自社設計開発による自動巻きムーブメントであるキャリバー2450を発展させたものだ。

トラディショナル・コンプリートカレンダー

ヴァシュロン・コンスタンタン「Cal.2460 QCL/1」
自動巻き。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。直径29mm、厚さ5.4mm。ジュネーブシール取得。部品数308。k時、分、センターセコンド、コンプリートカレンダー、高精度ムーンフェイズ。

 キャリバー2450の厚さは3.60mmに抑えられているため、コンプリートカレンダーを追加したキャリバー2460 QCL/1の厚さも5.4mmに収まっている。時計の仕上がり厚さも10.7mmに抑えられており、今作に相応しいエレガントなプロポーションを保っている。


Contact info: ヴァシュロン・コンスタンタン Tel.0120-63-1755


2021年 ヴァシュロン・コンスタンタンの新作時計まとめ

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