ゼニスが提案する新たなスポーツウォッチ「デファイ スカイライン」登場

2022.02.10

ゼニスは、年々ラインナップを拡大している「デファイ」コレクションに、新たなシリーズ「デファイ スカイライン」が加わった。1969年に誕生した「デファイ A3642」が持つデザインを再解釈し、現代的なスポーツウォッチに仕立て上げたのだ。

デファイ スカイライン


ヴィンテージモデルを再解釈した、ゼニスの“新定番”

 2022年、ゼニスがスポットライトを当てるのは、ウォッチメイキングの分野における革新と、前例のない表現のためのゼニス マニュファクチュールのプラットフォームである「デファイ」コレクションだ。

デファイ スカイライン

ゼニス「デファイ スカイライン」
自動巻き(Cal.エル・プリメロ 3620)。26石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径41mm、厚さ11.6mm)。100m防水。96万8000円(税込み)。

 今回登場したのは、新作「デファイ スカイライン」。20世紀初頭の懐中時計から最新モデルまでを定義してきた、堅牢性とパフォーマンスというブランドの精神に基づいて構築されたコレクションである。本作は、1969年に誕生したモデル「デファイ A3642」の要素に、現代的な要素を取り入れて再解釈していることは、デザインから見て取れる。

 この新シリーズについて、ゼニスCEOのジュリアン・トルナーレは次のように述べた。

「デザイン、プロポーション、精度を完璧に仕上げるのに、多くの時間を要しました。私たちのチームは皆、このデファイ スカイラインの仕上がりを心から誇りに思っています。これは、現代的なデファイ ラインのこの上なく純粋な表現であり、少しの違和感も感じさせることなく際立っており、時計製造の未来の最前線でのデファイの地位を確固たるものにしています」

デファイ スカイライン

ゼニス「デファイ スカイライン」
自動巻き(Cal.エル・プリメロ 3620)。26石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径41mm、厚さ11.6mm)。100m防水。96万8000円(税込み)。

 本作は、単なるアーカイブモデルのデザインの再現ではなく、初期のデファイのユニークな八角形のケースから着想を得ている。はっきりとしたエッジが際立つファセット加工のベゼルは、初期の「デファイ」モデルのベゼルを想起させ、アワーマーカーに合わせて配置された12面カットでリニューアルされている。また、星のエンブレムが装飾されたリュウズはネジ込み式であり、10気圧の防水性能を備えている。

デファイ スカイライン

そして、ファセット加工されたケースの輪郭に沿うように、鏡面で面取りされたエッジにサテン仕上げの面を組み合わせた、ステンレススティール製ブレスレットが付属している。文字盤と合わせた配色のラバーストラップには星空が描かれ、文字盤と一体化するかのようにデザインされている。このストラップは、裏側に安全ボタンが付いたクイックストラップチェンジ機構を使って、ツールなしで簡単に交換することが可能だ。

 ケースやブレスレットの幾何学的な構造に組み合わせたサンバースト仕上げの文字盤を注視すると、細かな星型のパターンが散りばめられている事が分かる。1960年代のゼニスの「ダブルZ」ロゴを現代的にリニューアルした、刻印が施された4つの点を結んだ星から成る、独自のパターンが施されている。

デファイ スカイライン

文字盤と同じカラーで仕上げられた中央の時針と分針、3時位置の日付窓に加えて、腕時計では非常に珍しいカウンターを備える。9時位置に配置されたのはスモールセコンドだが、この秒針は10秒で1回転の動作をするのだ。

 この視覚的にも楽しませてくれる秒針の高速回転は、新型のキャリバー エル・プリメロ 3620によって生み出される。3万6000振動/時で動作する高精度な脱進機を備え、ここから1/10秒針が駆動する様子を確認することができるだろう。正確な時刻設定のための秒針停止機構も付いている。

リストショット

 星をモチーフにした双方向ローターを備えた自動巻き機構は、約60時間のパワーリザーブを保持する主ゼンマイを巻き上げ、動作する様子はトランスパレント仕様のケースバックから鑑賞することが可能だ。



Contact info: ゼニス ブティック銀座 Tel.03-3575-5861


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