ジンは、機能を絞ったシンプルな外観が特徴のクラシックシリーズから新モデル「1739.Ag.B」を発表した。時分のみを表示するシンプルな文字盤には、美しいブルーカラーのサンレイ仕上げが施され、ケースに酸化しににくい特殊素材「935 アルゲンティウムシルバー合金」を初採用していることもポイントだ。
機能を絞ったシンプルなサンレイ文字盤
ジンは今回、クラシックシリーズに新作「1739.Ag.B」を加えた。ジンが展開するモデルの多くは、実々剛健でプロフェッショナルユースに耐える実用的なツールウォッチだが、クラシックコレクションはそれとは相反するエレガントな外観を持つ。
自動巻き(Cal.SW300-1)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。935 アルゲンティウムシルバー合金製ケース(直径39mm、厚さ9.1mm)。100m防水。49万5000円(税込み)。
ウォッチメイキングにおける職人技と、独特の伝統的な美学を融合することで誕生したクラシックモデルのひとつである本作は、ひときわ目を引くサンレイ仕上げのブルーダイヤルが魅力。時分表示という、腕時計としての必要最低限な本質的な部分に特化したデザインを採用している。
鏡面のポリッシュ仕上げを施したロジウム仕上げのアプライドインデックスは、文字盤外周の段を持たせた部分に取り付けられ、これらのインデックスは半分浮いたような構造になっている点がユニークである。外に向かうにつれて幅が広くなる独特なデザインの時分針とインデックスとの組み合わせは、調和のとれた外観を作り上げている。ゆるやかにカーブした両面無反射コーティングを施したサファイアクリスタルがブルー文字盤を際立たせ、裏蓋はムーブメントの動きを鑑賞できるトランスパレント仕様になっている。
初採用の特殊なシルバー合金
本作において特筆すべき点は、今回初めてケースに特殊素材である「935 アルゲンティウムシルバー合金」を採用したこと。一般的なスターリングシルバーのように、変色したり黒ずんだりしないという特性を持つ。
表面にゲルマニウム酸化物の保護層を形成し、変色のプロセスを大幅に遅らせることができるのが、従来の貴金属と異なるこの特殊なシルバー合金の長所である。従来のスターリングシルバーよりも銀の純度が高く、独自の製法により変色せずメッキが不要なため、色も明るく白っぽいのが特徴だ。その代わり次第に金色に発色してくるが、これは付属するアルゲンティウム用ケアクロスで除去することができる。
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