アーミン・シュトロームより、新作「グラヴィティ・イークォル・フォース ジャングル・グリーン」が発表された。今作は、「グラヴィティ・イークォル・フォース」をベースに、カリ・ヴティライネンがギヨシェ装飾を施したグリーンダイアルを採用した数量限定モデルである。
カリ・ヴティライネンとコラボレーションした「グラヴィティ・イークォル・フォース」
アーミン・シュトロームより、「グラヴィティ・イークォル・フォース」の限定モデル、「グラヴィティ・イークォル・フォース ジャングル・グリーン」が発表された。カリ・ヴティライネン氏が手がけたギヨシェが目を引く、鮮やかなグリーンダイアルが魅力の今作は、世界限定15本のみが用意される。
輪列の一部をダイアル側に露出させたユニークな構造を持つ「グラヴィティ・イークォル・フォース」。ムーブメントの地板にマットブラックPVDを施すことにより、丁寧に磨きこまれたブリッジや香箱、ローター等が際立って映える。自動巻き(Cal.ASB19)。28石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径41.0mm、厚さ12.65mm)。3気圧防水。世界限定15本。346万5000円(税込み)。
「グラヴィティ・イークォル・フォース」は、同ブランドが2019年に発表したモデルである。懐中時計にインスパイアされた3本のブリッジや、その下からのぞくコンスタントフォース・バレルを特徴としている。
このコンスタントフォース・バレルは、主ゼンマイの定力化を狙った機構である。主ゼンマイは、その巻き上げ具合により、輪列に伝わる力が微妙に異なる。これによる精度への影響を極限まで排除するために、香箱にクラッチ分離メカニズムを組み込み、主ゼンマイが巻き上げ過ぎにならないようスリップさせたり、巻き上げ不足となった際に輪列への動力伝達を断ち切るようにしている。
今回発表されたグラヴィティ・イークォル・フォース ジャングル・グリーンは、昨今のトレンドカラーでもあるグリーンダイアルを採用したバリエーションであるが、特筆すべきは「Vingt-8」等の作品で知られるスイスの独立時計師、カリ・ヴティライネンの手によるギヨシェ装飾である。
このことを考えれば、15本という限定数量も納得だ。「グラヴィティ・イークォル・フォース」は、ダイアル側からムーブメントの地板を見ることができることも特徴のひとつであるが、今作では地板にマットブラックPVDが施されているため、鮮やかなグリーンや特徴的な3本のブリッジが、より強調されている。
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