セイコープレザージュの「Sharp Edged Series」に、GMTモデル1種、オープンハートモデル2種の新作が追加された。GMTモデルは、霊峰富士をモチーフとした濃紺のダイアルを持つ数量限定品。オープンハートモデルは、白練(しろねり)と藍墨(あいすみ)ダイアルの2種がレギュラーモデルとしてラインナップする。
日本の伝統美を感じさせる、3本の「Sharp Edged Series」新作
セイコープレザージュ「Sharp Edged Series」の新作3種が発表された。このSharp Edged Seriesは、立体的な麻の葉紋様のダイアルと、力強いケースデザインを特徴とするシリーズであり、2020年の発表以来、着々とコレクションを拡充させている。今回発表されたのは、GMTモデルの新色1種と、文字盤に開口部を設けた新しいデザインの3針オープンハートモデル2種である。
日本の風景を象徴する霊峰富士の青々とした雄大な姿にインスピレーションを得た濃紺のダイアルが特徴の「SARF019」。24時間表示のベゼルインサートはセラミックス製である。自動巻き(Cal.6R64)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。SSケース(直径42.2mm、厚さ13.7mm)。10気圧防水。世界限定900本(国内100本)。17万6000円(税込み)。2022年7月22日(金)発売開始予定。
GMTモデルの新作「SARF019」は、霊峰富士に着想を得た濃紺のダイアルが魅力の1本だ。世界限定900本(うち国内100本)が販売される数量限定モデルである。
もちろんダイアルには出世の象徴である麻の葉紋様が施されている。ダイアルと同色のベゼルインサートはセラミックス製。今まで発売されてきたモデルが、いずれもアルミニウム製のインサートであったことを考えると、今作に対する限定モデルとしての力の入れようがうかがえる。
GMT針はホワイトカラーとなっている。赤や黄色などの目立つ色とされることが多いGMT針だが、あえて目立ちにくいホワイトを採用したところに、日本の時計ブランドらしい奥ゆかしさを感じる。ムーブメントは第2時間帯表示の他に指針式のデイト表示を備えるCal.6R64。ステンレススティール製ブレスレットとは別に交換用のホースストラップが付属し、発売は2022年7月22日の予定だ。
白練(しろねり)ダイアルの「SARX097」。単にダイアルをオープンハートとしただけのバリエーションではなく、新規に設計されたケースが採用されている。面を増やし、更に裏蓋に向かって絞り込むようなケースデザインとすることで、すっきりとした印象に纏めている。自動巻き(Cal.6R38)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径40.2mm、厚さ11.8mm)。10気圧防水。11万5500円(税込み)。2022年6月10日(金)発売開始予定。
そしてオープンハートモデルは、白練(しろねり)ダイアルの「SARX097」と藍墨(あいすみ)ダイアルの「SARX099」がラインナップされる。ダイアル9時位置に設けられた開口部からテンプの鼓動を確認できる、機械好きには堪らない仕様だ。
今作のダイアルは2枚のパーツから構成され、デザイン上のアクセントとなっているのも、通常の3針モデルとの違いだ。ケース自体もオープンハートモデル専用に新規設計されている。ムーブメントはパワーリザーブ70時間のCal.6R38。発売は、時の記念日と同じ2022年6月10日の予定だ。
藍墨(あいすみ)ダイアルの「SARX099」。ダイアルは2枚のパーツから構成される立体的なデザインを持つ。これによって、ダイアルに凝縮感が生まれている。自動巻き(Cal.6R38)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径40.2mm、厚さ11.8mm)。10気圧防水。11万5500円(税込み)。2022年6月10日(金)発売開始予定。
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