セイコー プロスペックスのクロノグラフコレクション「スピードタイマー」に、陸上選手が駆け抜けるタータントラックの質感をダイアルに与え、セイコーの競技用計時機器のイメージカラーである鮮やかなイエローを挿し色にした「プロスペックス スピードタイマー メカニカルクロノグラフ 世界陸上オレゴン22 記念限定モデル SBEC015」が追加された。本作は世界限定400本である。
計測でアスリートを支えてきたセイコーの歴史を体現する限定モデル
セイコーは、正確な測時により0.01秒に挑むアスリートを支えるべく、1960年代より技術革新を続けてきた歴史を持つ。63年には世界初の携帯型水晶時計の「クリスタルクロノメーター」を開発し、長距離レースのタイム測定に用いられたほか、64年には正確なスタート・ストップを実現する「ハートカム」を搭載するストップウォッチを開発し、スポーツにおける計時の技術革新に大きく貢献した。
自動巻き(キャリバー8R46)。34石。2万8800振動/時。 パワーリザーブ 約45時間。SS(直径42.5mm、厚さ15.1mm)。10気圧防水。35万2000円。世界限定400本。
85年からは、国際陸上競技連盟(World Athletics)が主催する世界陸上競技選手権大会の公式時計を担当しており、2022年夏にアメリカのオレゴン州ユージーンで開催される世界陸上オレゴン22で17回連続のオフィシャルタイムキーパーを務めることとなる。
今回発表された「スピードタイマー メカニカルクロノグラフ 世界陸上オレゴン22 記念限定モデル」は、この大会の開催を記念するもので、400本の限定生産となる。
従来のモデルとの相違点は、陸上競技場で選手が駆け抜ける足元を支えるタータントラックの質感をダイアルに与えた点である。わずかに荒れてマットな質感のダイアルに、立体感がありエッジの効いたインデックスの対比が印象的なものに仕上がっている。
また、クロノグラフ秒針と30分積算計を、セイコーの陸上競技用計時機器のイメージカラーである鮮やかなイエローとし、この2本の針はクロノグラフ機能用と分かるようにハカマ部もイエローにカラーリングされている。セイコーのロゴと、クロノグラフ秒針のイエローの組み合わせは、世界記録を測り取った歴史的な瞬間を想起させるものだ。
さらに今作には、新たに開発したメタルブレスレットが用意される。適度な厚みと重量感があるもので、重心を下げたケースの安定感も相まって高い装着性を実現している。
搭載するムーブメントは、21年に発表されたスピードタイマーの登場と同時に発表された自動巻きメカニカルクロノグラフムーブメント、キャリバー8R46である。キャリバー8R46は、世界初の自動巻きクロノグラフのひとつであるキャリバー6139の系譜を引き継ぐ、垂直クラッチとコラムホイールを採用する。
垂直クラッチはクロノグラフの指針ずれや針飛びを抑制し、コラムホイールは安定な動作と好適な操作感を実現している。また、採用するセイコー独自形状の三叉になったハンマーは、クロノグラフ針の瞬時帰零の精度を高め、耐久性とメンテナンス性の向上にも貢献している。
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