セイコーは、セイコーダイバーズが挑戦を続けてきた極地の壮大な氷河の世界を、カラーとダイヤルのテクスチャーに表現した「Save the Ocean」モデル3種を発表した。それぞれ、長い年月をかけて形成された氷河、南極の氷河、北極の氷河と異なるテーマをもって表現されたカラーリングが特徴である。
氷河との深い関係性を物語る3本の新作
セイコーのダイバーズウォッチと氷河の広がる極地とのつながりは深い。1966年から「南極地域観測隊」の装備品として4回にわたって寄贈されたほか、探検家の植村直己が北極圏の犬ぞりでの横断に4時位置のリュウズと特徴的なリュウズガードを備える「1970ダイバーズ」を使用するなど、セイコーダイバーズは氷河の広がる過酷な環境に挑む研究者や技術者、冒険家を支え続けてきた。
このような歴史的な背景から、セイコーダイバーズにとって北極や南極は挑戦の象徴であり、原点であると言える。そんな原点を想起させるべく、極地に広がる壮大な氷河の世界をダイヤルに閉じ込めたのが、今回発表された、3本の「Save the Ocean」モデルである。特徴としては、氷河の険しい外観をダイヤルのテクスチャーに表現し、それぞれのモデルでテーマの異なるカラーが選択されていることだ。
自動巻き(6R35)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ 約70時間。SSケース(直径40.5mm、厚さ13.2mm)。200m空気潜水用防水。14万8500円。2022年6月24日発売予定。
氷河とは、地球が徐々に冷えてゆく約1億5000万年前から約300万年前の長い期間をかけて、堆積を繰り返した雪が重さと圧力で氷の結晶となって積み重なったものである。
「プロスペックス 1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン Save the Oceanモデル」SBDC165は、セイコーダイバーズの原点である「1965ダイバーズ」の現代デザインモデルをベースにする。半世紀を超える長い歴史の中で培われてきた技術の積層を氷河の成り立ちに重ね合わせ、氷河の奥深くで見られるディープブルーをダイヤルカラーに、ベゼルにはソリッドなブラックが組み合わされている。
自動巻き(6R35)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ 約70時間。SSケース(直径42.0mm、厚さ12.5mm)。200m空気潜水用防水。14万8500円。2022年6月24日発売予定。
次に「プロスペックス 1968 メカニカルダイバーズ 現代デザイン Save the Ocean モデル」SBDC167は、「1968 ダイバーズ」の現代デザインモデルをベースにし、セイコーダイバーズの挑戦の始まりの地である南極大陸の氷河をイメージしたものだ。南極は大陸の上に厚い氷河が覆いかぶさっており、これは氷床とも呼ばれる。この氷床の壮大な景観を、ライトブルーのダイヤルカラーとダークブルーのベゼルで表現している。
自動巻き(6R35)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ 約70時間。SSケース(直径42.7mm、厚さ13.2mm)。200m 空気潜水用防水。15万9500円。2022年6月24日発売予定。
そして「プロスペックス 1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン Save the Ocean モデル」SBDC169は、探検家の植村直己が北極で使用した「1970 ダイバーズ」の現代デザインモデルをベースにする。北極海の上に浮かぶ広大な氷河に広がる白銀の世界を真っ白なダイヤルで表現し、空や氷河からのぞく海をベゼルと秒針先端のポイントのブルーで表現している。
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