ブライトリングの伝説的タイムピースといえるオリジナルのパイロットウォッチ誕生から70年を経て、大胆な色使い、洗練されたデザインの新コレクションが発表となった。3種類のケースサイズを用意し、幅広いユーザー層に訴えかける意欲作だ。
現代的な要素を加えた新しいナビタイマー
約70年間、ブライトリングオリジナルのパイロットウォッチは、飛行士だけでなくセレブリティなど幅広い層に愛されてきた。宇宙飛行士や時代を彩るスターたちの腕を飾ったこの時計は、ブライトリングが誇るアイコニックなタイムピースといえるだろう。
今回発表された新作ナビタイマーはカラーバリエーションが増え、サイズの選択肢が広がり、より多くのファンに響くものとなっている。
ブライトリングCEOのジョージ・カーンは「私たちは“アイコン”という言葉を軽々しく使っているわけではありません。ナビタイマーはこれまでに作られた時計の中でもとりわけ高い知名度を誇っています。いつの時代もコレクターの視線を集めるモデルです。パイロットの計器として生まれたこの時計は、その後、このモデルを手にしたすべての人にとって、人生を共に歩む大切な存在になりました。」と語っている。
民間航空業界の発展とともに歩んだ、パイロット御用達ウォッチ
ナビタイマーの人気は、開発者ですら予想できなかったものだったそうだ。1952年、ウィリー・ブライトリングは、パイロットが必要とするさまざまな航法計算を行うことができる、回転計算尺付きの腕時計型クロノグラフを開発した。
その2年後、このデザインが世界最大のパイロットクラブである国際オーナーパイロット協会(AOPA)の公式タイムピースに採用された。同協会の翼のロゴが12時位置に描かれ、「ナビゲーション・タイマー」すなわち「ナビタイマー」が誕生したという背景がある。
民間航空業界の発展とともに、ナビタイマーも成長していった。航空会社の機長や熱心な航空機ファンに愛されただけでなく、1962年には昼夜を問わず時を刻む24時間表示の腕時計として、宇宙飛行士スコット・カーペンターの手首に装着され、宇宙へも進出したのである。
また、マイルス・デイヴィス(トランペット奏者)、セルジュ・ゲンズブール(俳優)、ジム・クラーク(レーシングドライバー)、グラハム・ヒル(レーシングドライバー)といった当時のセレブリティにも愛用され、ナビタイマーは機能とスタイルを兼ね備えていることを証明した。
継承されたデザインコード
自動巻き(Cal.B01)。47石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径41mm、厚さ13.6mm)。3気圧防水。105万500円(税込み)。
(右)ブライトリング「ナビタイマー B01 クロノグラフ 41」
自動巻き(Cal.B01)。47石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KRGケース(直径41mm、厚さ13.6mm)。3気圧防水。222万7500円(税込み)。
約70年前の発売以来、ブライトリングのアイコンには数多くのモデルが製造されてきたが、この新しいナビタイマーはクラシックな特徴を保ちながらも、モダンな改良を加えている。平らにした回転計算尺とドーム型クリスタルで、よりスリムな外観を実現し、ポリッシュとサテン仕上げを交互に施した金属部品を採用したことで、光沢を出しつつも控えめな印象に仕上げている。
新色「アイスブルー」モデル。自動巻き。Cal.B01。石数47。28800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SS(43mm、厚さ13.6mm)。3気圧防水。107万2500円(税込み)。
ローターのシルエットがスリムになったことで、COSC公認のブライトリング自社製ムーブメント、キャリバー01がケースバックからさらによく見えるようになった。このムーブメントは5年保証がついており、パワーリザーブは約70時間を保持し、日付変更が容易に行えることが特徴だ。
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