タグ・ホイヤーは、パートナーのガルフとのコラボレーションで実現させたタグ・ホイヤー モナコの新しいモデルを発表した。このモデルは、ガルフブランドの伝説的な色とデザインをまとい、モナコ ガルフとしては初めて、自社製ムーブメント ホイヤー02を搭載。時計コレクターたちが待望した新しい「タグ・ホイヤー モナコ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ ガルフエディション」はリミテッドエディションとして発売される。
タグ・ホイヤー モナコ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ ガルフエディション
コレクター垂涎のガルフカラー
JW オートモーティヴ エンジニアリングといえば、1968 年、1969 年、1975 年のル・マン24 時間レースでの総合優勝が記憶に残っている人も多いだろう。さらに1970 年と1971 年には、チームはスイス人ドライバーのジョー・シフェールを始めとしたこの時代の有名ドライバーを擁して、レーシングカーの極みであるポルシェ 917 でレースに参戦していた。
当時、シフェールはホイヤーと交流があり、現在いうところのブランドアンバサダーを初期に努めた人物のひとりであり、映画『栄光のル・マン』で、スティーブ・マックイーンのドライビングコーチも務めた。ポルシェ917 はガルフのシグネチャーカラーをまとい、そのハンドルを握るジョー・シフェールの姿は同じ車を運転するスティーブ・マックイーンを想起させ、その腕にはモナコが光っていた。ガルフ、タグ・ホイヤー、ポルシェの3 社の関係はこのようにして繋がり、築かれていきた。これらの要素がひとつに集約されたのを見ると、このパートナーシップがなぜ伝説的なものになったのか、そしてモナコの象徴的なステータスがさらに高まったのかがわかるだろう。
2007年、タグ・ホイヤーはこの関係を記念して、ガルフカラーを使用したモナコエディションの制作を決めた。それ以来、この特別なコレクションはどのモデルにおいても大きな成功を収め、コレクターが注目するウォッチとなっている。
レーシングスピリットの塊り
ガルフの象徴である3色をベースにしたデザインは変わることはないが、今回は特別なダークブルー、ターコイズ、オレンジと、より現代的な色の組合せを提案している。これらの新しい要素にちょっとしたひねりを加えた新「タグ・ホイヤー モナコ ガルフモデル」は、さらに個性を強め、より洗練されたガルフのテイストを呈している。また、今回初めて3 つのカラーが3 時位置の分表示用サブダイヤルにも採用された。ダイヤルにあしらわれたガルフのロゴが完全なホワイトで描かれている点も、今回が初めてだ。12 時位置にインデックスではなく、60 の数字をあしらった点も注目すべきディテールである。
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