クロノマスター オープンの最新モデルは、1969年に発表されたアイコニックなA386の、ひと目でエル・プリメロと分かる3色文字盤のデザインを受け継ぎながら、スケルトンの透明感を表現した。
過去モデルでは、9時位置のスモールセコンドカウンター全体をカットアウトしていたのに対し、新モデルでは3色カウンターにヘサライトクリスタル製のエレメントを使用。サブダイヤルの視認性を確保しながら、星形のシリコン製ガンギ車を見ることができる。また、前モデルでは「フレーム」を取り付け、丸い開口部に面取りを施していたのに対し、開口部そのものにも改良を加え、より直線的なブリッジとコンテンポラリーなグレートーンのムーブメントを眺めることができるように改良された。
クロノマスター オープンの最新コレクション
2003年、ゼニスは高振動で動くエル・プリメロ キャリバーの心臓部を外から見ることのできる、クロノマスター オープンを発表した。クロノマスター オープンは、大胆なデザインによって瞬く間に大きな人気を博した。一部スケルトンの文字盤は、クロノマスターコレクションの数ある時計の中でも、20年にわたり、圧倒的な人気を誇っている。2021年には、1/10秒のクロノグラフ機能を備え、効率性を高めたエル・プリメロ 3600ムーブメントが発表され、クロノマスター オープンに最新技術が組み込まれることとなった。
ラウンドケースは前回の42mmから39.5mmへとサイズダウンし、ラグはより細身に、面取りと研磨を施したエッジは存在感を増している。ポンプスタイルのプッシャーにはラウンド形のチップを採用し、操作性が高められた。スチール製ブレスレットは、ポリッシュ仕上げとサテン仕上げを施したケースのエッジと一体化するデザインである。自動巻き(エル・プリメロ 3604)。35石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約60時間。SS(直径39.5mm)。10気圧防水。116万6000円(税込み)。
スケルトンのサファイアクリスタル製ケースバックから見えるのは、1/10秒の精度を備えたエル・プリメロ 3604自動巻きクロノグラフムーブメントだ。このキャリバーは、エル・プリメロ 3600の改良版として、クロノマスター スポーツと共に発表された。スケルトンの地板とブリッジのおかげで、5Hz(36,000VpH)の高振動で動く脱進機と、注油を必要としないシリコン製のガンギ車とアンクルを確認できる。星形のオープンローターを備えたこの自動巻ムーブメントは、約60時間のパワーリザーブを実現する。
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