ヴァシュロン・コンスタンタンは、ウォッチズ&ワンダーズ 2022で、「オーヴァーシーズ・エクストラフラット・パーペチュアルカレンダー・スケルトン」の新バリエーションを発表した。18KPGケースとブルーダイアルを組み合わせた、初のモデルとなる。ストラップを交換することで、異なるスタイルを楽しむことができる。
ピンクゴールド×ブルーダイアル
「オーヴァーシーズ・エクストラフラット・パーペチュアルカレンダー・スケルトン」は、高度な技術と革新的な特徴が評価され、2020年のジュネーブ時計グランプリでカレンダー&天文時計賞を受賞したモデルだ。
今回新たに発表されたモデルは、18Kピンクゴールドにブルーダイアルを組み合わせたスケルトン仕様である。通常、パーペチュアルカレンダーはグレゴリオ暦の特徴を把握するために、1461日周期の機械的なメモリーを装備する必要がある。カムの形をしたこのメモリーには1年の各月の長さが正確にプログラミングされているのだ。
この機構は、28日、30日、31日、さらには閏年の修正がまったく必要なく、カレンダーが正しく示される。2100年まで調整を必要としない設計である。これは西暦が4で割り切れても400で割り切れない年は閏年ではなく、平年とされるため、調整が必要となる。本作では、曜日と日付表示が左右対称に並び、4年周期の月表示と半透明ガラスが覆う6時位置のムーンフェイズ表示が上下対象に配置されている。
この複雑機構を正確に動かすために選ばれたのが、自社製の自動巻きムーブメントであるキャリバー1120である。ベース部分の厚さわずか2.45mmで、機械式時計の分野ではすでに超薄型の古典的な存在として知られている。
パーペチュアルカレンダーを搭載しても厚さ4.05mm、これを収めたケースの厚みは8.1mmである。全体にスケルトン加工が施され、機械式ムーブメントをオープンワーク化している。キャリバー1120 QPSQ/1は全部品がくり抜かれ、仕上げと装飾がなされている。外から見えない部分にも技術的、美的配慮が行き渡っており、2022年のヴァシュロン・コンスタンタンが掲げるテーマ“The Anatomy of Beauty”(美の構造)に通ずるものがある。
自動巻き(Cal.1120 QPSQ/1)。36石。1万9800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KPGケース(直径41.5mm、厚さ8.1mm)。5気圧防水。ブティック限定発売。
全部品にすべて手作業で施された仕上げの存在感が光る。サテンブラッシュ、面取り、そしてムーブメント中心部の位置に応じてサーキュラーブラッシュ、サンバースト、ペルラージュといった装飾だ。ダイアル側では、ブルーに彩られた薄いカレンダー表示リングや同色のフランジが視認性を完璧に保ちながら、ムーブメントの姿をはっきりと見渡すことができる仕様となっている。
また本作にはインターチェンジャブルシステムが搭載されている。18Kピンクゴールドのブレスレットに加え、カーフスキンとラバーの交換用ストラップが付属し、ストラップには18Kピンクゴールドのピンバックルが組み合わされている。ひとつの時計で3つのスタイルを楽しむことができ、あらゆるシーンで馴染むだろう。
Contact info: ヴァシュロン・コンスタンタン Tel.0120-63-1755
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