ジャガー・ルクルトは、ウォッチズ&ワンダーズ 2022で複数の天文時計を発表した。その中で最もアーティスティックで複雑な機構を備えているのが、今回紹介する「マスター・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー945」の「ギャラクシア」と「アトミウム」だ。
手巻き(Cal.945)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KPGケース(直径45mm、厚さ16.05mm)。5気圧防水。世界限定5本。価格要問い合わせ。
“鳴りモノ”を備える複雑な天文時計
ジャガー・ルクルトは、現在時刻と、恒星時に同期して回転する天空ディスク、天空ディスクと共に公転するトゥールビヨンに加え、ミニッツリピーターも備える「マスター・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー945」の「ギャラクシア」と「アトミウム」を発表した。2本は共通して世界限定5本のみの展開となっている。
手巻き(Cal.945)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KWG(直径45mm、厚さ16.05mm)。5気圧防水。世界限定5本。価格要問い合わせ。
地球の自転と公転の組み合わせにより移り変わってゆく天空の星々は、23時間56分4.1秒で1周することが知られており、これは恒星日と呼ばれている。恒星日は24時間よりもわずかに短いため、日没後に見られる星の配置が日々変わってゆき、季節による星座の移り変わりが生まれている。
今作は、この天体のダイナミズムを表現したムーブメント、キャリバー945を搭載する。このキャリバー945は、ジャガー・ルクルト本社の緯度である北緯46度から見た北半球の夜空を再現した天空ディスクを、恒星日に同期させて回転させている。
この機構によって、その時刻にジャガー・ルクルト本社から眺める星空がダイアル上に広がることとなる。さらにキャリバー945はトゥールビヨンを備えており、60秒に1回自転しながら、天空ディスクの回転に同期してトゥールビヨンも公転する。
18Kピンクゴールド製ケースを備える「ギャラクシア」のドーム状のブラックダイアルは、ドームの外側部分と内側の天空ディスクがゴールド製で、グリザイユ・エナメルで惑星が描かれている。
一方で18Kホワイトゴールドケースを備える「アトミウム」のドームの外側部分を形成する透かし加工は、星図盤上で星をつなげて星座を形成するラインを模したものである。また、天空ディスクはミッドナイトブルーのグリザイユ・エナメルで惑星が描かれている。
また、今作にはミニッツリピーターも搭載されている。ここにはジャガー・ルクルトが培ってきた技術がいかんなく発揮されており、時刻にあわせて正確に打鍾を行わせるのに加え、楽器として調和のとれた音色を実現している。
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