【2022年 新作】セイコープレザージュ「クラフツマンシップ シリーズ」から有田焼ダイアルモデルが発表

2022.05.24

セイコープレザージュから優美な艶を描く、白磁の有田焼ダイアルモデルが発表された。ダイアル表面は、ローマンインデックスの部分がサークル状に滑らかな曲面を描いており、磁器で立体造形を実現した数少ないモデルだ。2022年6月10日(金)より発売となる。

クラフツマンシップシリーズ 有田焼ダイヤルモデル


艶のある立体造形ダイアル

 優れた職人の技術にオマージュを捧げるセイコー プレザージュ「クラフツマンシップシリーズ」の最新作は、有田焼にスポットを当てたものだ。

クラフツマンシップシリーズ 有田焼ダイヤルモデル

セイコー プレザージュ「クラフツマンシップシリーズ 有田焼ダイヤルモデル」SARX095
自動巻き(Cal.6R31)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径40.5mm、厚さ12.4mm)。10気圧防水。19万8000円(税込み)。2022年6月10日(金)発売開始予定。

 有田焼は日本初の磁器として1616年に生まれて以来、有田焼の職人技は400年以上にわたり受け継がれ、その独自の芸術性が多くの人を魅了している。佐賀県有田町を中心に焼かれる磁器を有田焼と呼ぶが、その積み出しが伊万里港から行われていたことにより伊万里、伊万里焼とも呼ばれ、世界中にコレクターが存在する。

クラフツマンシップシリーズ 有田焼ダイヤルモデル

本作に初めて採用された立体的な湾曲を持つ白磁のダイアルはわずか1mm程度の中で、柔らかな高低差を表現している。

 本作は、100年を超える腕時計づくりの伝統を継承し、創業190年の老舗「しん窯」に所属する陶工 橋口博之氏の監修のもと、有田焼の伝統的な鋳込み成形の探求により、薄さの極限に挑むことで実現した。釉薬で表面を仕上げた、磁器特有の立体感を感じられる1本となっている。

クラフツマンシップシリーズ 有田焼ダイヤルモデル

青いインデックスと針が透き通るような純白の白磁に彩りを加えて、アクセントカラーとして引き立てている。

 腕時計としての耐久性を実現するため、有田焼ダイアルは長い研究開発期間を要した。従来の4倍以上の郷土を持つ高強度の磁器素材を用い、さらに超高精度の鋳型による鋳込み工程を経て、1300℃の高温で焼成し、その後、釉薬と複数の焼成を重ね、難易度の高いプロセスを経て完成する。

クラフツマンシップシリーズ 有田焼ダイヤルモデル

本作の監修を行ったのは有田焼の陶工 橋口博之氏である。1983年に「しん窯」入社後、丁寧で精緻な技と洗練された染付を習得し、九州山口陶磁展 通産大臣賞受賞をはじめとする数々の賞を受賞した。しん窯は、1830年(天保時代)に鍋島藩の藩窯として築窯された有田焼の窯元であり、現在もすべての製造工程が手作業で行われている。1996年に伊万里・有田焼下絵付伝統工芸士に認定され、その後しん窯の「青花」を発展させたブランド「青花匠」を立ち上げ、より洗練されたデザインと絵付けの技術が、高い評価を受けている。

 また本作に搭載されるのは自動巻きムーブメント、キャリバー6R31。約70時間のパワーリザーブを有するため、週末の金曜日にぜんまいを最大に巻き上げておけば、着用せずとも月曜にそのまま使用可能だ。その他の特徴としては、シースルーバック、スクリューバック、ストラップはワンプッシュ三つ折れ方式である。


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