セイコープレザージュから優美な艶を描く、白磁の有田焼ダイアルモデルが発表された。ダイアル表面は、ローマンインデックスの部分がサークル状に滑らかな曲面を描いており、磁器で立体造形を実現した数少ないモデルだ。2022年6月10日(金)より発売となる。
艶のある立体造形ダイアル
優れた職人の技術にオマージュを捧げるセイコー プレザージュ「クラフツマンシップシリーズ」の最新作は、有田焼にスポットを当てたものだ。
自動巻き(Cal.6R31)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径40.5mm、厚さ12.4mm)。10気圧防水。19万8000円(税込み)。2022年6月10日(金)発売開始予定。
有田焼は日本初の磁器として1616年に生まれて以来、有田焼の職人技は400年以上にわたり受け継がれ、その独自の芸術性が多くの人を魅了している。佐賀県有田町を中心に焼かれる磁器を有田焼と呼ぶが、その積み出しが伊万里港から行われていたことにより伊万里、伊万里焼とも呼ばれ、世界中にコレクターが存在する。
本作は、100年を超える腕時計づくりの伝統を継承し、創業190年の老舗「しん窯」に所属する陶工 橋口博之氏の監修のもと、有田焼の伝統的な鋳込み成形の探求により、薄さの極限に挑むことで実現した。釉薬で表面を仕上げた、磁器特有の立体感を感じられる1本となっている。
腕時計としての耐久性を実現するため、有田焼ダイアルは長い研究開発期間を要した。従来の4倍以上の郷土を持つ高強度の磁器素材を用い、さらに超高精度の鋳型による鋳込み工程を経て、1300℃の高温で焼成し、その後、釉薬と複数の焼成を重ね、難易度の高いプロセスを経て完成する。
また本作に搭載されるのは自動巻きムーブメント、キャリバー6R31。約70時間のパワーリザーブを有するため、週末の金曜日にぜんまいを最大に巻き上げておけば、着用せずとも月曜にそのまま使用可能だ。その他の特徴としては、シースルーバック、スクリューバック、ストラップはワンプッシュ三つ折れ方式である。
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