【2022年 新作】1960年代の名作を現代的に昇華した、ブライトリング「スーパーオーシャン」の新コレクションが登場

2022.07.08

ブライトリングは、ダイバーズウォッチ「スーパーオーシャン」の新作を発表した。サイズ、素材、カラーで多彩なバリエーションが取りそろえられ、プロサーファーであるケリー·スレーターとの共同デザインモデルも数量限定でラインナップする。デザインベースは、1960年代の「スーパーオーシャン スローモーション」だ。

多様なバリエーションで展開された、新しい「スーパーオーシャン」。ヘリテージピースから着想を得たデザインでありながら、セラミック製インサートを備えたベゼルや、すっきりとしたケースによって、モダンな印象に纏め上げられている。


現代的なデザインと鮮やかなカラーリングが魅力の新しい「スーパーオーシャン」

 ブライトリングは、フランス南西部に位置する高級リゾート地、ビアリッツで開催されたサーフィンとバイクのフェスティバル、Wheels & Wavesにて、ダイバーズウォッチ「スーパーオーシャン」の新作を発表した。新しいスーパーオーシャンは、ケースサイズ、ケース素材、カラーリングの豊富なバリエーションによって注目を集めたが、往年のファンにとって最も喜ばしかったことは、初期モデルの「スーパーオーシャン スローモーション」にオマージュを捧げたデザインであることだろう。

スーパーオーシャン スローモーション

デザインのベースとなった、「スーパーオーシャン スローモーション」。センターには、大きなポインターの付いた60分積算計が備えられている。そのデザインは、現行モデルの分針に受け継がれている。判読性を高めるため、外周のミニッツスケールは、白地にブラックのプリントとなっている。

 “スローモーション”は、初期のスーパーオーシャンに搭載された、センター同軸の60分クロノグラフに由来するものである。スキューバダイビングが流行しだした1960年代に開発されたこのモデルは、ダイバーにとってさして重要でない秒針を廃しており、代わりに経過時間を計測するための分単位のクロノグラフを与えられていた。60分かけてゆっくりとダイアルを1周する様子を“スローモーション”と呼んだのである。

スーパーオーシャン オートマチック

ブライトリング「スーパーオーシャン オートマチック 46」
ラインナップ中、最大のサイズである46mmケースモデル。46mmモデルのみ、ベゼルは両方向に回転し、ロック機構によって固定することができる。自動巻き(Cal.Breitling 17)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径46mm、厚さ13.22mm)。300m防水。ラバーストラップ:59万4000円(税込み)。ステンレススティールブレスレット:61万6000円(税込み)。今秋発売予定。

 今回発表された新作にはクロノグラフは搭載されておらず、一般的な3針時計と同様にセンターセコンドが備わっている。これによって、レジャーからビジネスまで、さまざまな場面で秒単位での正確な時刻を知ることが可能となったことに加え、プッシュボタンのないすっきりとしたデザインとなっている。

スーパーオーシャン オートマチック

ブライトリング「スーパーオーシャン オートマチック 44」
ダイアルカラーは、ブラック、ブルー、ターコイズ、グリーンが用意されている。自動巻き(Cal.Breitling 17)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径44mm、厚さ12.62mm)。300m防水。ラバーストラップ:58万3000円(税込み)。ステンレススティールブレスレット:60万5000円(税込み)。

 オリジナルモデルのクロノグラフ分針の先端に付いていた特徴的なポインターは、新作における分針にその名残りを確認することができる。もちろん、ダイバースウォッチに必須の経過時間を図る機能は、アウターベゼルに備えられている。ケース径44、42、36mmのモデルは逆回転防止機構を持つが、46mmケースのモデルは、特許取得のロック付き両方向回転式となっている。

スーパーオーシャン オートマチック

ブライトリング「スーパーオーシャン オートマチック 44」
「スーパーオーシャン オートマチック 44」のブロンズケースモデル。ブラウンダイアルを採用し、同色のラバーストラップが装着されている。今回発表されたブロンズケースモデルは、耐腐食性に優れた特殊合金を用いながらも、経年による風合いの変化を楽しむことができる。自動巻き(Cal.Breitling 17)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。ブロンズ(直径44mm、厚さ12.62mm)。300m防水。69万3000円(税込み)。今秋発売予定。

 搭載するムーブメントは、キャリバーBreitling 17。汎用ムーブメントをベースとして、C.O.S.C.公認クロノメーターを取得するための調整が加えられた高精度仕様だ。パワーリザーブが約38時間である点は少し物足りないかもしれないが、どんなシーンでも使いやすいデイリーウォッチである今作の場合、実績のあるムーブメントをベースとした信頼性によるメリットの方が大きいだろう。買い求めやすい価格となっていることも歓迎だ。

ブライトリング「スーパーオーシャン オートマチック 42」
取り回しやすいサイズ感は、オンオフ問わず活躍することだろう。ダイアルカラーは、ブラック、ブルー、シルバーが用意されている。自動巻き(Cal.Breitling 17)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径42mm、厚さ12.56mm)。300m防水。ラバーストラップ:57万2000円(税込み)。ステンレススティールブレスレット:59万4000円(税込み)。

 バリエーションは、ケースサイズで4種類(46、44、42、36mm)、そのうち44mmと42mmケースのモデルにはブロンズケースが、42mmにはさらに18Kレッドゴールドとステンレススティールのコンビケースも用意されている。加えて、アメリカのプロフェッショナルサーファーであるケリー·スレーターと共同デザインした、1000本限定の特別モデルもラインナップする。

スーパーオーシャン オートマチック

ブライトリング「スーパーオーシャン オートマチック 42」
「スーパーオーシャン オートマチック 42」のブロンズケースモデル。グリーンダイアルに、同色のラバーストラップが組み合わされている。44mmのブロンズケースモデル同様、経年変化を楽しむことができる。自動巻き(Cal.Breitling 17)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。ブロンズ(直径42mm、厚さ12.56mm)。300m防水。68万2000円(税込み)。今秋発売予定。

スーパーオーシャン オートマチック

ブライトリング「スーパーオーシャン オートマチック 42」
「スーパーオーシャン オートマチック 42」のコンビケースモデル。ベゼルやリューズに18Kレッドゴールドが採用されており、ラグジュアリーに仕上がっている。自動巻き(Cal.Breitling 17)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS×18KRG(直径42mm、厚さ12.56mm)。300m防水。82万5000円(税込み)。

スーパーオーシャン オートマチック

「スーパーオーシャン オートマチック 42 ケリー·スレーター リミテッド エディション」
アメリカのプロサーファーである、ケリー・スレーターと共同デザインしたモデル。氏の父親がサーフィンをしている際に着けていた時計に着想を得たカラーリングが施されている。自動巻き(Cal.Breitling 17)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径42mm、厚さ12.56mm)。300m防水。世界限定1000本。60万5000円(税込み)。今秋発売予定。

スーパーオーシャン オートマチック

「スーパーオーシャン オートマチック 36」
ホワイト、ターコイズ、オレンジと、他のケースサイズに比べて一際明るいカラーリングがラインナップする。女性にはもちろんのこと、手首の細い男性でも使いやすいサイズ感だ。自動巻き(Cal.Breitling 17)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径36mm、厚さ12.21mm)。300m防水。ラバーストラップ:56万1000円(税込み)。ステンレススティールブレスレット:58万3000円(税込み)。


Contact info: ブライトリング・ジャパン Tel.0120-105-707


ブライトリング【2021 新作】44mmにパワーアップした「スーパークロノマット」コレクション

https://www.webchronos.net/news/65020/
2021年 ブライトリングの新作時計まとめ

https://www.webchronos.net/features/63384/
ブライトリングのコレクションの歴史とは。ブランドの系譜にも迫る

https://www.webchronos.net/features/52701/