独自のデュアルタイムとトリプルカレンダーを備える、ジャガー・ルクルト「レベルソ」の新作が登場

ジャガー・ルクルトは、アイコニックなレベルソコレクションから「レベルソ・トリビュート・デュオ・カレンダー」を発表した。ブランドを象徴する複雑機構であるトリプルカレンダーとデュオコンセプトを備える本作は、ステンレススティールケースと18Kピンクゴールドケースのふたつのバリエーションで展開される。

ふたつの複雑機構を搭載したアイコンウォッチ

　1931年に誕生したジャガー・ルクルトのアイコニックな「レベルソ」に、現代のエッセンスを加えて再考案した「レベルソ・トリビュート」シリーズ。そのニューフェイスである本作は、ブランドを象徴するふたつの複雑機構を備えるタイムピースだ。

　乗馬競技であるポロの騎手に向けて作られたレベルソには、ダイアルをひっくり返すことで腕時計の前面を防護する機能が備わっていた。このアイコニックな仕様を活かし、表面と裏面のふたつのダイアルで第2時間帯表示を可能としたのがデュオコンセプトである。

　本作ではこのデュオコンセプトに加えて、クラシカルなトリプルカレンダーが表ダイアルに搭載された。文字板中央で月と曜日を表示し、6時位置にムーンフェイズとともに日付表示が配されており、盤面の持つクラシカルテイストがさらに強調されている。

　また、本作ではデュオコンセプトを活かし、表と裏のダイアルで異なるデザインコンセプトが表現された。

　表のダイアルでは、細かな凹凸のあるグレイン仕上げの文字盤に、ポリッシュ仕上げの時分針とインデックスでコントラストを作り出すことで視認性を確保。1931年に誕生したレベルソの意匠を尊重したデザインが採用されている。また18Kピンクゴールドモデルでは、表のダイアルにもサンレイ仕上げが施されており、シルバートーンが与えられた。

　一方、裏ダイアルにはまったく新しいスタイルが採用され、文字盤の仕上げは従来のデュオコンセプトで採られていたクル・ド・パリのギヨシェ彫りからサンレイ仕上げに変更された。さらに、アワーマーカーも形状が一新されるなど、現代的なエレガンスを感じさせる要素が端々に見受けられるようになっている。

　ムーブメントは、ジャガー・ルクルトが設計、製造、組み立てまでを行った手巻きのキャリバー853を搭載する。パワーリザーブは約42時間だ。

　ストラップにはポロ用のブーツも手がける世界的な工房のレザーが用いられており、ステンレススティールモデルにはフォールディングバックル、18Kピンクゴールドモデルはピンバックルが備えられた。それぞれに追加のファブリックストラップが付属しているため、クイックチェンジシステムによって容易に付け換えを楽しめるようになっている。