ボール ウォッチは、2013年から続くダイバーズウォッチの第4世代を発表した。シリーズとしておよそ7年ぶりの新作となる「エンジニアマスター ダイバー クロノメーター」は、初めてC.O.S.C.認定クロノメーターを取得するほか、耐磁性80,000A/mへと大幅に強化。潜水タイム計測用のスケールを配した内転式インナーベゼルもバージョンアップした。
ダイアルはサンレイ仕上げを施したブルーとブラックをラインナップ。各色世界限定1000本となり、全国のボール ウォッチ正規取り扱い店で販売が開始された。
ボール ウォッチ「エンジニアマスター ダイバー クロノメーター」
ダイバーズの象徴的なディテールといえる回転ベゼルではなく、インナーベゼル式を採用する「ダイバー クロノメーター」は、1960年代に散見されるトラディショナルな外観でありながら、スタイリッシュにまとめられたデザインで人気を博してきた。
一般的な空気潜水で余裕の300m防水や、光が届かない水深でも自発光マイクロ・ガスライトが視認性を保つなど、本格的なダイビング性能を有しながら、ベゼルがプレーンであることによって、スーツを着用されるようなビジネスタイムにも広く着用可能だ。このように汎用性が高いダイバーズがリニューアルを迎え、現代の腕時計に求められる機能の充実化も達成している。
13.5mm厚を実現
フォーカスすべきポイントは複数ある。まずはデザインだが、第3世代と同サイズ42mm径のステンレススティール製ケースではあるが、1mmスリム化して13.5mm厚を実現した。これによりシャツやスーツの袖口に引っ掛かりにくい、スマートな設計となっている。
リュウズでインナーベゼルを操作
そして第3世代では、ベゼルを回転してダイビングスケール搭載のインナーベゼルを操ったが、これを廃して第1・2世代と同様のふたつ目のリュウズ(2時位置)での操作方式を再び採用。ベゼルが細身になってすっきりした印象が強まった。
なお第2リュウズは特許申請中の水中でも操作可能な新しいロック機構を備えており、押し込みながら回したときにだけインナーリングが回転する。この安全装置によってインナーベゼルが誤って動いてしまう事故を防止でき、潜水時間の誤読を防いでくれるのだ。インナーリング部はサファイアクリスタルでカバーされており、分スケールには針やインデックスと同じマイクロ・ガスライトを装備。読み取りやすさはもちろん、優れた美観も両立している。
C.O.S.C.認定クロノメーターのムーブメント
機能の向上も目覚ましく、本機よりC.O.S.C.認定クロノメーターのムーブメントを搭載。15日間の平均日差-4秒~+6秒以内が公的に保証され、ワンランク上の高精度ダイバーズへと発展した。
磁気耐性、引張強度と装着性の高いメタルブレスレット
また、パソコンやスマートフォン、ワイヤレスヘッドフォンといった磁気を発する電子機器に囲まれて日々を過ごす昨今、重要視されている耐磁機能の見直しが図られ、ムーブメントを囲むミューメタル製のインナーケースを内蔵することで80,000A/m(およそ1000ガウス相当)の磁気耐性を獲得。
そのほか、300m防水、5,000Gsの耐衝撃性、1,400ニュートン(約140kg重)もの荷重に耐える屈強な両開き式バックル(5,000回に及ぶ開閉テストも実施)、サテン&ポリッシュで仕上げ分けした引張強度と装着性の高いメタルブレスレット、反射防止処理済みのサファイアガラス風防、拡大レンズ付きのカレンダー表示など、シリーズ最高のスペック構成となっている。
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