ヴァシュロン・コンスタンタン、中国神話にオマージュを捧げる3本のアートピースを披露

2022.12.24

ヴァシュロン・コンスタンタンは、中国神話上の伝説の生物である鳳凰と龍に敬意を表し、それぞれのモチーフをダイアルにあしらった「トラディショナル・トゥールビヨン」を発売する。同社の時計製造を象徴するオートオルロジュリーとメティエ・ダールを駆使したこの荘厳なコンプリケーションモデルは、ヴァシュロン・コンスタンタンブティックにて数量限定で販売される。


鳳凰と龍による天上の舞踊を表現

 鳳凰と龍は、言わずと知れた伝説上の生物であり、中国では力と気品、平和と幸福の象徴とされる存在だ。本作は、盤面に18Kピンクゴールド製のモチーフを大きくあしらい、この中国文化を象徴する存在にオマージュを捧げている。

ヴァシュロン・コンスタンタン「トラディショナル・トゥールビヨン」
真珠の周りを龍と鳳凰が踊るように配置されたモチーフは手作業で仕上げられており、その緻密な彫刻は圧巻のひと言に尽きる。手作業で施されたギヨシェ彫りが奥行きを作り出すダイアルは、ブラック、ディープブルー、シルバーの3色が用意された。自動巻き(Cal.2160)。30石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約80時間。18KPG(直径41.0mm、厚さ11.2mm)。3気圧防水。アリゲーターレザー。各色16本限定。価格要問合せ。

 中国神話に準じて真珠を中心に踊るように配置された龍と鳳凰のモチーフは、龍のウロコや鳳凰の羽といった細かいディテールに至るまでの全てが職人の手作業で仕上げられ、ツヤ消しとツヤ出しを繊細に使い分けることで立体感が作りだされた。

エングレービング

龍と鳳凰のモチーフは、型押しで成形したあとに丸タガネで彫り込みを入れ、最後にヤスリで滑らかにするパウンス装飾の技法が使われた。

 さらに、18Kピンクゴールド製のケースでは、ベゼルからラグ、サイドに至るまで渦巻く雲のような浅浮き彫りを施すことで龍と鳳凰が舞う空を表現。41mm径のケース全体で世界観が表現された。

 ムーブメントは、キャリバー2160を採用。毎時1万8000回振動と約80時間のパワーリザーブを実現しながらも、その厚さは5.65mmにまで抑えられている。部品点数は188個。ペリフェラルローターを採用したことで、トゥールビヨンのキャリッジは抜けて見えるようになっている。

 また、この天上の舞踊に小気味良いリズムを与える6時位置のトゥールビヨンは、マルタ十字の回転キャリッジにスケールを配することでスモールセコンドの役目を果たしている。

ケースバック

サファイアケースバックからは、キャリバー2160背面のコート・ド・ジュネーブ装飾を楽しめる。また、見えないダイアル側にもペルラージュ装飾が施されており、隙がない。


Contact info: ヴァシュロン・コンスタンタン Tel.0120-63-1755


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