セイコー創業の地、東京・銀座に時計工房「アトリエ銀座」が誕生

銀座のランドマーク的存在である和光本館の建物の名称を、2022年6月10日の「時の記念日」に「SEIKO HOUSE GINZA」と改称したことは記憶に新しい。今回の改修のラストとなる7階フロアの改装が完了し、最高峰のものづくりを行う時計工房が誕生。12月15日より「アトリエ銀座」として運用が開始された。

最高峰のものづくりを行う工房「アトリエ銀座」とは

　2022年、12月15日より運用が開始された「アトリエ銀座」は、セイコーグループのセイコーウオッチ、セイコータイムクリエーション、和光の3社で構成される「エモーショナルバリューソリューションドメイン」における、日本の美意識に根ざした「ものづくり」文化や匠の技を情報発信する場として活用される。

　セイコーグループにおいて腕時計の企画・開発・製造および国内外への販売を担うセイコーウオッチ。この「アトリエ銀座」を創業の地である銀座で、最高峰の腕時計を創り上げる特別な工房と位置づけ、卓越した技を持つ匠組み立ておよび調整を行う。

　さらに、優れた技術を持つ設計者、デザイナーなどが集い、互いに刺激しあいながら感性価値に訴える革新的な製品開発を追求する工房としても活用していく予定だ。

　このアトリエは約25平方メートルで、壁面はガラス張りとなっている。特別なモデルを購入した顧客を招待し、実際に腕時計を組み立てる匠の技を見学できる企画など貴重な体験も提供される。