H.モーザーは、世界限定50本の新作モデル「エンデバー・センターセコンド ジェネシス」を中心とする画期的なプロジェクトを展開する。
H.モーザーが手がける新プロジェクト
H.モーザーは、時計業界としても画期的な取り組みとなる新作「エンデバー・センターセコンド ジェネシス」を発表した。
自動巻き(Cal.HMC 200)。27石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約3日間。SS(直径40mm、厚さ11.3mm)。12気圧防水。424万6000円(税込み)。世界限定50本。EコマースとNXONEにて販売。
Web3やブロックチェーン技術の活用のもと、ラグジュアリー分野の大手技術ソリューションプロバイダー「オーラブロックチェーンコンソーシアム」、ハイブリッド製品関連のデジタル資産に対する保険を扱う「Zurich Switzerland」、専用アプリからアクセスできるウォレット内のトークンの管理を担う「Crossmint」、H.モーザー社が自社のWeb 3.0管理スイートを導入した初のグローバルカスタマーの1社となった「Salesforce」など、リアル世界とメタバース上での存在を繋ぐ画期的なプロジェクトである。
このプロジェクトは、50本の限定エディションとなるコンセプトウォッチを中心に展開される。このウォッチは、バーチャルとリアルの双方で美しい特徴を備えている。
例えばチタン製のリュウズとベゼルはピクセル化したデザイン(ドット絵)をもとに3Dプリンターで作り上げ、マイクロブラスト加工を施したステンレススティールケースと完璧に融合している。
これは3部作の第1弾となるもので、オーナーは第2弾モデルを優先的に購入可能だ。
エンデバー・センターセコンド ジェネシス(バイナリコードで 01100111 01100101 01101110 01100101 01110011 01101001 01110011)という名を冠した、物理的な要素とバーチャルな要素を併せ持つこのハイブリッドモデルは、サファイアクリスタルにオーナーであることを証明するQRコードのエングレービングがそれぞれに施され、オーナーはそこから専用のバーチャルエコシステムにアクセスすることができる。
具体的には、今後発売される限定エディションの優先購入権、H.モーザーコミュニティの会員権、発売イベントへの招待状などが提供される予定だ。
今回の大型プロジェクトは物理的、デジタル、そしてバーチャルの要素を組み合わせた多層的なもので、オーラブロックチェーンコンソーシアム(Aura Blockchain Consortium)のブロックチェーン技術によって時計の真贋を判定できる専用アプリを通じて構築したエコシステムがベースとなっている。
Aura SaaSにより、証明書、保証書、保険、その他のサービスまで、製品のライフサイクルを通じて生産から販売までの過程の透明性が確保される。最終的には、この真贋判定機能は保証書を介して H.モーザーのすべての時計に導入されていく予定だ。
製品やそれに関わる時計職人について紹介するショートムービー「タイムカプセル」などのデジタルアート作品をはじめとした、利益を目的としていないデジタル資産も NFT形式で作成し、時計の製造が完了すると同時にブロックチェーンに組み込まれることになる。
メタバース空間「H.モーザーワールド」
これに伴い、H. モーザーは、伝統と最先端の技術を融合した新しい "H.モーザーワールド" にお客様をいざなう没入型のメタバース体験を開発した。
このメタバース空間では、ブランドの世界観とマニュファクチュールとしての歴史を紹介しており、新たな次元で H.モーザーチームとの出会いを体験することができる。オーナーがメタバース空間のコミュニティでバーチャル体験を存分に楽しめるように工夫を凝らしており、現在の主な仮想世界からもインスピレーションを受けることができる。
現代的なミニマリストスタイルの山小屋(スイスシャレー)風のラウンジでは、スイスの情報のほか、H. モーザーが本社を置くラインファル(ライン川の滝)のようなブランド固有の情報も提供される。
※メタバース内のモーザーラウンジ
https://www.h-moser.com/moserlounge
https://www.webchronos.net/news/40191/
https://www.webchronos.net/features/44145/
https://www.webchronos.net/news/51831/