タグ・ホイヤーは、ブランドのアイコニックなクロノグラフモデル、モンツァの新作として「モンツァ キャリバー ホイヤー02 フライバック クロノメーター」を発売した。同ブランドのモータースポーツとの深い関わりを象徴する歴史的モデルを再解釈した本作は、確かなレーシングスピリットを継承したモダンスポーツデザインを有する特別仕様モデルである。
歴史的クロノグラフモデルをモダンに再解釈
タグ・ホイヤーの歴史的モデルであるモンツァは、ニキ・ラウダが1975年のF1世界選手権にて歴史的勝利を収めたことを記念し、76年に誕生したクロノグラフモデルだ。当時、ホイヤーは彼が所属するチーム「スクーデリア・フェラーリ」のテクニカルタイミングを担当しており、同チームの優勝をこのタイムピースによって記念したのである。
以降、現代にいたるまでF1チームをサポートしてきたタグ・ホイヤーにとって、モンツァは象徴的なヘリテージモデルとなっている。2000年代初頭にはモダンにリデザインされた復刻モデルによってモンツァは復活を遂げ、度々再登場してはファンたちを熱狂させてきた。
そんなモンツァの2023年モデルである本作は、超軽量かつ耐久性に優れるカーボンケースにフライバッククロノグラフを備える特別仕様モデルとしてリリースされた。
自動巻き(Cal.ホイヤー02 フライバック)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約80時間。カーボンケース(直径42mm)。100m防水。167万2000円(税込み)。
カーボン特有の“うねり”のあるパターンを持つケースにスケルトン加工のクッション型ブラックダイアルを備える本作では、鮮やかなレッドとブルーのアクセントを各所に加えることで近代的なレーシングデザインが表現された。
その印象的なデザインをより強調するのは2つのブルーサブダイアルであり、3時位置にはクロノグラフカウンター、6時位置にはスモールセコンドが配されている。
また、カスタムテキスタイルストラップが取り付けられた軽やかな42mm径のケースには100mの防水性能も備わっており、スポーツウォッチとして申し分ないタフネスを誇っている。
加えて本作には、より素早く、より正確な計測を可能とするフライバッククロノグラフが実装された。ブランドの現行機では「オータヴィア」のみに採用される機能であったが、計測を止めずにリセット&スタートを瞬時に行えるフライバックは、レーシングスピリットを象徴する機能としてこれ以上なくふさわしいと言える。
さらに、ダイアル外周のブラックフランジにはタキメータースケールと心拍数計測用のパルスメータースケールが記されており、伝統的なクロノグラフの仕様が再現されている。
ムーブメントにはスイス公式クロノメーター検定協会(C.O.S.C.)認定の自社製クロノグラフムーブメント、キャリバーホイヤー02 フライバックを内蔵。安定した精度とフライバッククロノグラフの搭載に加え、約80時間というロングパワーリザーブを実現している。
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