セイコープロスペックスより「スピードタイマー メカニカルクロノグラフ 限定モデル」SBEC019が発表された。今作は、1972年に札幌で開催された、国際的な冬季競技大会用のストップウォッチのデザインを取り入れた自動巻きクロノグラフである。
あらゆる環境下での高い判読性を追求したストップウォッチを腕時計として再現
セイコープロスペックスより、「スピードタイマー メカニカルクロノグラフ 限定モデル」SBEC019が発表された。
艶消しのブラックをベースに、朱赤と白を取り入れたダイアルは抜群の視認性を誇る。この配色は、1972年の国際的なスポーツ競技大会で使用された冬季競技用ストップウォッチを踏襲したものだ。自動巻き(Cal.8R46)。34石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。SS+ブラック硬質コーティング(直径42.5mm、厚さ15.1mm)。10気圧防水。世界限定600本(うち国内150本)。38万5000円(税込み)。2023年2月10日(金)発売予定。
2021年に復活したセイコーの「スピードタイマー」はこれまで、セイコーの歴史に輝くクロノグラフの数々に着想を得たモデルをラインナップしてきた。今回発表された新作は、1972年に札幌で開催された、国際的な冬季競技大会用のストップウォッチのデザインを取り入れている。
ラウンド型のケースには、大型のプッシュボタンが備わっており、スポーツ計時用のストップウォッチを彷彿とさせる。今作の最大の特徴は、そのダイアルのデザインであり、表面を荒らすことで光の反射を抑えたブラックカラーのダイアルには、鮮やかな朱赤を取り入れたインデックスや積算計が配されている。
このカラーリングは、モデルとなったストップウォッチが追及した、高い判読性を反映させたものだ。例え吹雪の中であっても正確に計時結果を読み取ることができるように、艶消しのブラックをベースとして、コントラストを効かせた赤や白を組み合わせている。
腕時計として改めるにあたり、針の色使いにも工夫が凝らされている。時刻表示に用いられるセンターの時分針と、3時位置のスモールセコンドの針はシルバー、クロノグラフ用のセンターの秒針と9時位置の30分積算計の針をホワイトとすることで、読み違えることを防いでいる。インダイアルの針は、オリジナルを踏襲した勾玉のような形状を持つ。
ステンレススティール製のケースには、ブラックカラーの硬質コーティングが施され、カーフストラップとともに、全体をオールブラックでまとめている。
ムーブメントは、クロノグラフ機構をダイアル側に配することで、安定感のある設計を実現したキャリバー8R46を搭載する。コラムホイールと垂直クラッチによる確実な制御、三叉ハンマーを用いた瞬時帰零等、同社のクロノグラフ開発経験を基にした実用的な機構が魅力だ。
今作は、2023年2月10日(金)、世界限定600本(うち国内150本)のみで販売される。
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