ジラール・ペルゴは、グリーンのセラミックケースとブレスレットをまとった初のロレアート「ロレアート グリーンセラミック アストンマーティン エディション」を発表した。
非常に現代的な素材を採用しながらも、初代ロレアートの本質は大切に受け継いでいる。ふたつのケースサイズ(42mm と 38mm)を用意したこの限定モデルは、希少なデザインと不朽のルックスが融合されている。
ロレアート グリーンセラミック アストンマーティン エディション(42mmと38mm)
自動巻き(cal.GP3300)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約46時間。グリーンセラミックス(直径38mm、厚さ10.27mm)。100m防水。世界限定188本。327万8000円(税込み)。6月発売予定。
コンスタン・ジラールの取り組みや、ブリッジの役割を見直そうとする決意は、現在のブリッジコレクションに結実している。このデザイン哲学は今なお生き続けており、ジラール・ペルゴの複数のモデルで明白に見られる。最新バージョンとなるラ・エスメラルダトゥールビヨン「シークレット」エタニティ エディション は、1889年当時のデザインを尊重しながらも、現代的な趣味を反映した腕時計である。
英国のレーシンググリーン
1900年、フランスで「ゴードン・ベネット・カップ」というレースが開催された。パリとリヨンの間の公道を走るレースで、当初、出走車のボディーカラーにはドライバーの国籍に応じた色が採用されていたが、後に変更され、最終的にレーシングチームの国籍によって色が決められるようになった。 この結果、フランスはブルー、イタリアはレッド、ベルギーはイエロー、ドイツはホワイト / シルバー、イギリスはグリーンでマシンが塗装されることになる。これ以来、グリーンがイギリスの多くのレースカーに用いられ、現在のアストンマーティン車でも採用されている。
「ロレアート グリーンセラミック アストンマーティン エディション」も、性能と成功を連想させるカラーであるグリーンを採用することになった。
セラミックの進化
新しい「ロレアート グリーンセラミック アストンマーティン エディション」は、ブレスレットとケースに非常に現代的なセラミックを採用している。この軽量素材は、酸化ジルコニウムと金属酸化物でできている(金属酸化物により、独特なグリーンの色調が生まれる)。 ジラール・ペルゴが選択した酸化ジルコニウムは、直径1 ミクロンの数分の1 しかないマイクロビーズからなる非常に小さな粉末でできている(1 ミクロン(µ)=0.001 mm)。この特殊なグレードのマイクロビーズを使用することで、ブレスレットとケースの構造は驚くほど均質な外観となる。
こうして、セラミックパーツの表面はポリッシュ仕上げとサテン仕上げを実現することができた。グリーンセラミックパーツは非常に硬く、スティールの7 倍もの硬度があるので、驚くほど傷に強く、この長所によって何年間もショールームに飾られているような美しいルックスを保つことが可能だ。グリーンセラミックパーツのもう一つの特徴は、経年劣化や色あせがないことで、加えて、セラミックは周囲温度の変化の影響を受けず、軽量で、アレルギーを起こしにくく、非常になめらかだ。こうした要因により、着用時には抜群の快適性をもたらしてくれる。
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