タグ・ホイヤーは、ラボグロウンダイヤモンドを採用した「カレラ プラズマ ディアマンテ ド アヴァンギャルド」の受注を開始した。本作は2022年春に発表され話題を呼んだ「カレラ プラズマ」の新作であり、タグ・ホイヤーの創造性と挑戦の精神を象徴する時計として、2023年9月より限定生産で発売される。
自動巻き(Cal.ホイヤー02 トゥールビヨン ナノグラフ)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。アルマイトケース(直径44mm)。100m防水。予価50万スイスフラン。限定受注生産。2023年9月発売。
アヴァンギャルド精神と最先端技術を象徴するマスターピース
タグ・ホイヤー カレラが誕生60周年を迎えた2023年に受注が開始された本作は、ブランドが誇る“ディアマント ド アヴァンギャルド”というテクノロジーを最大限活かした唯一無二のマスターピースだ。
その外装およびダイアルには、124個ものラボグロウンダイヤモンドが贅沢にセットされており、総量は15.5カラットに上る。
そして、このマットブラックのクロノグラフモデルには、バイコンパックスダイアルやファセットラグ、H型のリンクテーパードブレスレットなどのディテールがしっかりと継承されており、カレラらしいスポーティエレガンスにアヴァンギャルド精神が最大限に付加された。
まず目に飛び込んでくるのは、12個のダイヤモンドと3枚の多結晶ダイヤモンドプレートで構成されたダイアルだ。この多結晶ダイヤモンドプレートは、応用的なCVD技術によって多数のダイヤモンド結晶をひとつに成長させたものであり、結晶のひとつひとつにダイヤモンド特有の輝きが与えられている。
インデックスはホワイトゴールドを台座にバケットダイヤをセットすることで、まばゆいダイアルの中でも際立つ存在感を発揮している。また、ロジウムプレート仕上げの各針もマットブラックラッカーとホワイトスーパールミノバを使い分けることで視認性が追求された。
44mm径のブラックアルマイトケースはサンドブラストによるマットな質感が特徴だ。不規則な形状のラボグロウンダイヤモンドが全体にあしらわれており、コレクションの持つシャープな印象を加速させている。
リュウズに関しては、本作で最もラボグロウンダイヤモンド採用の恩恵を受けていると言っても過言ではない。このリュウズはひとつの結晶から切り出されており、2.5カラットの輝かんばかりのダイヤモンドでありながら、機能性の高い部品として成立している。
コレクションの中で一際輝くこのリュウズは、ラボグロウンダイヤモンドが持つ無限の可能性を象徴する要素と言えるだろう。
ムーブメントには自社製自動巻きムーブメント、キャリバー ホイヤー02 トゥールビヨン ナノグラフが搭載される。ダイアルの6時位置でトゥールビヨンの鼓動を楽しめる本ムーブメントは、スイス公式クロノメーター検定協会の認定を受けており、約65時間のパワーリザーブも備わっている。
また、独自のカーボンナノチューブ製ヒゲゼンマイを採用しており、耐磁性、耐衝撃性、温度変化に対する安定性が高性能クロノメーターに与えられている。
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