パテック フィリップは、現行コレクションの中で最も複雑な腕時計である「グランドマスター・チャイム」に、118個のエメラルドと291個のダイヤモンドをセッティングしたモデルを追加した。本作は両面に文字盤を備え、特許を取得した独自のシステムによって簡単に反転させることができる。
手巻き(Cal.300GS AL 36-750 QIS FUS IRM)。108石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KWGケース(直径47.7mm、厚さ16.07mm)。非防水。価格要問い合わせ。
ジェムセッティングの技巧が輝くプレシャスモデル
2022年、パテック フィリップは「グランドマスター・チャイム」にバゲットカットダイヤモンドをセッティグしたモデルと、バゲットカットのダイヤモンドとブルーサファイアをセッティングしたモデルのふたつのバージョンを創作し、グランドマスター・チャイムの機械的性能に華やかな装飾を追加した。
2023年の新作として、118個のバゲットカットエメラルドを前面ベゼルと折り畳み式バックルに、291個のバゲットカットダイヤモンドを裏面ベゼルとケースにセッティングしたホワイトゴールドバージョンを製作し、高級時計とハイジュエリーの新たな組み合わせを実現して見せた。現行の2モデル同様、本作はケース側面、ラグ側面、反転リンクに洗練されたインビジブルセッティング技術を採用している。
両面に文字盤を備えたリバーシブル・ケースは、特許取得のシステムにより容易に反転させることができ、自由にどちらかの文字盤を上にして着用することができる。両面のゴールド文字盤はエレガントなエボニーブラック・オパーリンカラーで彩られ、前面文字盤には手仕上げのギヨシェ装飾によるクル・ド・パリモチーフが施されている。ブリリアント ブラック アリゲーターバンドには、コントラストを持たせたエメラルドグリーンのステッチが輝きを与えている。
20もの複雑機構を擁する最も複雑な時計
グランドマスター・チャイムは、パテック フィリップの現行コレクションの中で最も複雑な腕時計である。3つのゴングによるチャイム機構には、グランドソヌリ、プティットソヌリ、ミニット・リピーターとチャイムによるアラーム、今日の日付を好きな時にチャイムで知らせるデイトリピーターという、ふたつの特許取得の機構を含む5つのチャイム・モードを備えている。
1366個の部品で構成される手巻きムーブメント、キャリバー300GS AL 36-750 QIS FUS IRMには、4桁の年表示を含む永久カレンダーも搭載されている。
少数のみ製作されるこのタイムピースには、外周に一列のバゲットカットエメラルドをセッティングし、手仕上げのギヨシェ装飾によるクル・ド・パリモチーフとカラトラバ十字を配した、エボニーブラックオパーリンセンターのホワイトゴールドのカフリンクスが付属している。
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