ボール ウォッチは、904L ステンレススティールをケース素材に採用した「エンジニア Ⅲ アウトライアー」を発表した。自社製自動巻きムーブメントを搭載したこのモデルは、40万7000円(税込み)で2023年6月に発売予定だ。
自動巻き(cal.RRM7337-C)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。916L SSケース(直径40mm、厚さ13.8mm)。200m防水。40万7000円(税込み)。2023年6月発売予定。
ボール ウォッチ「エンジニア Ⅲ アウトライアー」
ボール ウォッチは、スタイリッシュなデザインと実用的なスペックを兼ね備えた「エンジニア Ⅲ」より、まったく新しいモデルとなる「エンジニア Ⅲ アウトライアー」を発表した。904L ステンレススティール製のケースに、GMT機能付きの自社製ムーブメントCal.RRM7337-Cを搭載。24時間表示を配した回転ベゼルを併用することで、最大で3つのタイムゾーンを表示できる。エンジニア Ⅲ アウトライアーは、2023年6月より全国の正規販売店で販売される予定だ。
「エンジニア Ⅲ アウトライアー」において、まず注目されるのがネーミングだろう。アウトライアーとは“異端児”という意味を持ち、既存の価値観から脱却して新たな世界にチャレンジする、というコンセプトのもと開発された本作にふさわしい名前といえる。
カレンダー拡大レンズ付きのドーム型サファイアクリスタル風防、これを押さえる両方向回転式のスチールベゼル、オレンジのGMT針やベゼルの基準マークなど、ボール ウォッチのラインナップになかった異色のスタイルのスポーツウォッチとなっている。
エンジニア Ⅲ アウトライアーで初登場となるCal.RRM7337-Cは、ボール ウォッチのマニュファクチュールムーブメントで、複数のタイムゾーン表示を操るための実用的な機能を具現化したものだ。リュウズを1段引くことで、短針を1時間ごとに動かすことができる構造となっており、早送りも早戻しも可能だ。日送り車も連動して動くため、カレンダーをローカルタイムの日付に素早く設定できる。さらにはC.O.S.C.の認定を取得しており、平均日差-4秒~+6秒以内の高精度を保証する。
高性能な新型GMTムーブメントを内包するケースは、直径40mm、厚さ13.8mmの扱いやすいサイズであり、しかもスーパーステンレススティールと呼ばれる「904L」を使用している。904Lは、クロム、モリブデン、ニッケル、銅などから構成された合金で、316L ステンレススティールよりも酸や塩化物の影響を受けにくいうえ、高硬度かつ表面を美しい光沢仕上げとすることができる。
サテン仕上げとポリッシュ仕上げのコマを組み合わせたブレスレットにも同素材を使用。成形加工には特殊な技術を必要とするため、時計界ではごく限られた一流ブランドしか採用していないのも特徴だ。
またその他にも、特殊合金ミューメタル製のインナーケースを採用し、1000ガウス(80,000A/m)までの磁気耐性や5,000Gsまでの衝撃耐性も備えている。なお、文字盤上のインデックスと時分針、GMT針には自発光型マイクロ・ガスライトが取り付けられている。両方向回転ベゼルの24時間表示には、昼夜で色分けしたスーパールミノバを塗布し、暗闇でも時刻を確実に認識できる。
アフターコロナの世界に向け、各社がこぞってニューモデルを投入しているマルチタイムウォッチ。2023年の新作「エンジニア Ⅲ アウトライアー」は、注目度の高いこの市場における“異端児”として旋風を巻き起こすことだろう。
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