ジンより新素材を採用したダイバーズ「T50.ゴールドブロンズ」が世界限定300本で登場

2023.06.20

ドイツの機械式腕時計ブランド、ジンは新たなダイバーズウォッチシリーズ「T50」を発表し、そのファーストリリースとして、新素材「ゴールドブロンズ125」を採用する「T50.GOLDBRONZE」を発売した。独自開発のブロンズ素材をケースに採用し、ユニークなスクラッチダイアルを組み合わせた新作モデルは、世界限定で300本のみが販売される。


デザイン性と安全性を両立したブロンズ製ダイバーズウォッチ

 ジンは、特許申請中のブロンズ合金素材をケースに採用した新作モデル「T50.GOLDBRONZE」を、300本の限定本数で発売した。

ジン「T50.GOLDBRONZE」

ジン「T50.GOLDBRONZE」
自動巻き(Cal.SW300-1)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。ゴールドブロンズ125製ケース(直径41mm、厚さ12.3mm)。50気圧防水。世界限定300本。110万円(税込み)。

 新作モデルの外装部に採用された「ゴールドブロンズ125」は、ジンが独自開発した新たなブロンズ合金だ。一般のブロンズ合金よりも肌に馴染見やすい質感と、海水に対する優れた耐食性を特長としており、ダイバーズウォッチにとって理想的な素材となっている。

 また、この合金は経年変化に対する耐性も備わっており、新作は緩やかに進むエイジングを楽しめるモデルとなっている。

ジン「T50.GOLDBRONZE」

ゴールドブロンズ125は、銅と錫から成る従来のブロンズ合金に、さらに12.5%のゴールドを配合して作られる。その製造過程では、一般的な合金で添加物として扱われる金属が検出限界値まで排除されており、純度を高めることで海水に対する耐食性と肌への適合性が高められている。なお、仮に酸化によって表面が黒く変色した場合でも、付属の専用クロスで容易に拭き取ることが可能だ。

 加えて本作では、不規則なパターンを持つスクラッチダイアルも見どころとなる。職人の手作業によって施されたスクラッチ加工はさまざまなニュアンスの光を反射することで表情を変化させ、見る人を楽しませるものとなっている。

 必要最小限に抑えられたダイアルレイアウトを持つ本作だが、同じものがふたつと無いこのディテールによって、限定モデルにふさわしい唯一無二の個性が備わったと言えるだろう。

ジン「T50.GOLDBRONZE」

針、インデックス、ベゼルのマーカーには2色の夜光処理が施されており、暗所や水中でも高い視認性が維持される。

 機能面では、船級認証機関DNVによる認証を受けた50気圧防水を実装しており、各種機能にも安全性を重視したコンセプトを採用している。

 回転ベゼルには誤作動を防止するジン独自の特殊結合安全システムが適用され、自然には決して外れないだけでなく、2点を押し下げる方法でしか回転しない構造を採用。さらに、湿気を可能な限り時計内から排除するArドライテクノロジーも実装されており、腕時計全体で機能的信頼性と安全性に対するアプローチを見ることができる。

ジン「T50.GOLDBRONZE」

「S」のロゴがあしらわれたリュウズは、手首の動きを妨げないように4時位置に配されている。また、逆サイドの7時位置にはArドライテクノロジーに不可欠なドライカプセルが装着されている。

 なお同シリーズでは、高硬度チタンケースを採用したベーシックな「T50」と、高硬度チタンケースにゴールドブロンズ125製ベゼルを備えた「T50.GBDR」の2モデルの追加も発表されている。どちらも発売は2023年夏を予定しており、今後もジンが誇るダイバーズラインのさらなる拡張が期待できる。

ジン「T50.GOLDBRONZE」

裏ぶたにはアレルギーフリーの高硬度チタン製ソリッドバックを採用している。こちらは中央に限定番号が刻印された特別仕様だ。


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