ボール ウォッチの「ロードマスター レスキュー クロノグラフ」に、アイスブルーダイアルのモデルが新たに追加された。厳しい環境の中でも捜索・救助活動をサポートできるよう、−45℃までの耐低温性能やパルスメーターを搭載している。世界限定1000本での販売となるこのモデルは、2023年9月から発売が開始された。
自動巻き(cal.RR1402)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。Tiケース(直径41mm、厚さ14.8mm)。100m防水。世界限定1000本。49万5000円(税込み)。
ボール ウォッチ「ロードマスター レスキュー クロノグラフ」
2022年にリリースされたロードマスター レスキュー クロノグラフは、優れた精度と判読性を併せ持つ捜索・救助のためのサポートウォッチとして開発された。特許取得のロックシステム付きプッシュボタンを備えており、クロノグラフの誤操作を未然に防ぐことが可能だ。使用方法は実に簡単で、プッシャーをわずかに回転させることでアンロックとロックが切り替わる。救護の現場では時間が非常に重要なため、安全と使いやすさのバランスを追求した結果、この特許機構へと至った。
なおクロノグラフ秒針は、インナーリングに記された15回脈拍用目盛りのパルスメータースケールと連動しており、アイスブルーダイアルの上下に配された深いブルーのインダイアルには30分積算と12時間積算がそれぞれ表示される。
60分スケールを夜間でも使用可能にするマイクロガスライト
ダイアルには自発光型マイクロ・ガスライトを要所に搭載し、暗闇でも抜群の視認性を発揮する。セラミック・トップベゼルの基準ポイントにもマイクロ・ガスライトをセットし、目盛りは蓄光型スーパールミノバでコーティングしているため、60分スケールを夜間でも使用できる。なお、スーパールミノバはインダイアルのアラビア数字にも塗布しており、マイクロ・ガスライトと併せて表示機能別に発光カラーが異なるのも特徴だ。
−45℃~80℃に耐える特殊ムーブメント
本機の41mm径ケースは素材にチタンを使用しており、軽量なことでの装着性や耐アレルギー性の観点でも非常に優れている。堅牢でもあり、1600℃での焼成によって形成された美しいブルーのセラミック・トップベゼルとともに耐傷性もハイレベルだ。そしてこのケースに搭載されるムーブメント、BALL キャリバー RR1402は、特殊な耐低温性オイルを使うことで、−45°C〜80°Cという想定以上の条件下でも精度をキープする。
ちなみに9時位置の小窓はスモールセコンドの代わりに置かれたインジケーターで、時計が正常に動作していることを確認するためのもの。このような安全装置を含め、ロードマスター レスキュー クロノグラフは真のプロフェッショナルギアとしての活躍が期待できる。
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